2022/04/17 のログ
ご案内:「タナール砦」にラボラスさんが現れました。
ラボラス > (圧倒的なる暴力が、戦場を支配する
人間と魔族とが入り乱れ、命を懸けて奪い合う砦と、其の周辺
その均衡を崩したのは、影。 何もかもを飲み込む津波の様な、黒。
一度崩された均衡を、立て直すのは至難であろう
蝗害の如くに戦場を貪り尽くした、統率された魔族達の一軍は
今は、凡そ撃滅せしめた王国軍の残党が、各地に潜んで居ないかを探り廻って居た

――まだ、砦への侵入は果たして居ない。
王国軍が、退却時に砦内部へ、何を仕掛けているかも判らぬ。
砦の前、降ろされた跳ね橋を、他の軍団が順次渡り、移動する中
最後まで、動かぬままに、荒野の様相を見渡す巨躯は。

あれこそが、この軍団の将であると、見紛わぬ気配を纏って居よう。)

「――――――……侵入次第、砦の"掃除"を始めろ。
負傷者の治療と、捕虜の尋問は貴様に任せる。」

(傍らに控える部下に、指示を与えて、砦へ向かわせる
全てを命じずとも、有能で頭の切れる男だ、滞り無く処理出来るだろう
戦場を捜索している、斥候部隊が空や地上を巡って居る様相に視線を向け

――まだ、油断はせぬ。 これは、戦争なのだ。
何時、如何なる時も、如何なる策が己が命を刈り取らんと構えて居るか知れぬ
そして何より――己自身が、其れを、命に届かんとする一矢を、望んで居るのだ)。