2021/09/22 のログ
ジギィ > すかー、と空気が漏れる。
音を出せない訳ではない、出さなかっただけだけれども
予想以上に間抜けな雰囲気になってしまったもので、どんぐりまなこのエルフの眉根がぎゅっと寄る。

「……音出すのもなんか違うんだよなあ…」

言い訳めいてぶつぶつ呟くと、少し冷えてきた身体に用意しておいたローブを羽織る。

そのまま月を見上げてごくごく小さく歌を歌ったり、たまに差し入れを持ってきて来てくれる―――本当は交代要員だったはずの―――相手と歓談したり

月が見守る中、戦場でも穏やかな夜が更けていく…

ご案内:「タナール砦」からジギィさんが去りました。