2021/06/19 のログ
ご案内:「タナール砦」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 魔族と人間の国境 それ以外を象徴する“境目”といえばこの場所だろうと
この国で武器を手に持つ者達は言う タナール砦 常に奪い合いを繰り返し
魔族も人間も奪殺の果てに凌辱を繰り返す呪われた場所

血潮も慟哭も嘆きも全部が掃われること無くしみわたっている場所は
草生える場所を探せば雄叫び草の花が一つか二つ見かけられるかもしれない。

この梅雨時の気まぐれに降りしきる雨だけが、この土地を洗い流しているのだろうか
そしてそんな雨の中でも、戦場は休まらない
略奪と防衛 それを繰り返す場所で今は人間勢が指揮を執るこの砦

メイラを含む奪い合いで役立つ戦狂い
砦を管理、維持しこれ以上の魔族側の進行がないように努める指揮者
そして砦で生活するにあたり、衣食住におけるそれを担当する者達
そして奴隷捕虜として一定の身分を保証するなどとは建前で、好き勝手にされていく魔族

「生きのいい魔族が縛につけてよかったですわ。」

そういうメイラは、魔族を手に入れ、それを王都へ持ち帰るという方向性
それに満足げに革の鎧姿でほかの者らに呟いた。
手元には今からでもこの雨の中で暴れ狂えるようにか、体を温めるように火酒を一杯傾けている。
しかし砦で自由に扱おうとする魔族には快くは思って終わらず、いつでも下手な行為を踏めば
手に携えている戦槌で潰す腹積もりを見せていた。