2021/06/14 のログ
ご案内:「タナール砦」にサシャさんが現れました。
サシャ > 「あーあー、退屈ですわ…」

今は魔族の支配するタナール砦の近郊、王国側にある森の中。
そこにある木の枝の一本に、少女が一人腰掛けている。
しかし、彼女の手足は鳥のそれであり、彼女が魔族であるのが伺えた。

「人間も、偵察にも来ませんもの。つまらないですわ」

彼女、ハーピーのサシャは、今日も斥候としてタナール砦近辺の偵察を行っていた。
しかし、ここの所砦は平和そのもの。王国軍が攻めてくる気配もなく、
これ幸いと補修工事が急ピッチで進められている。

「冒険者の一人でも見つからないかしら?遊んであげますのに」

足をぶらぶらと揺らしながら、サシャは森の中を見渡す。
何でもいい、遊べるような人間はいないものだろうかと。