2021/05/24 のログ
ご案内:「タナール砦」にアンネマリーさんが現れました。
アンネマリー > 「よしよし、いい子だね、たんまりお食べ」

人類が支配するタナール砦の、厩舎の一つ。
立ち並びそわそわと待つドラゴン達の前に、たんまりと食事が運び込まれる。
それは牛や馬と違い、大量の肉。それを竜達は嬉しそうに、がつがつと食べていく。
アンネマリーはその一頭の鼻先を撫でながら、食事を見守った。

「今日も無事に用意できて良かった良かった」

普通の家畜とあまりに違う特別かつ大量の飼料は、
ドラゴンの飼育を難しいものとさせる。
最前線のタナール砦でそれを維持するのは、正直に言って大変である。
輜重さまさまと言ったところであろうか。

ばきぼきと、骨混じりの肉を噛み砕く音が響くのを眺めつつ、
アンネマリーは一息つく。
昔から騎竜の飼育に関わってきた彼女にとって、心安らぐ瞬間なのであった。

ご案内:「タナール砦」からアンネマリーさんが去りました。