2021/03/21 のログ
ご案内:「タナール砦」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 昼間で燃え上がるタナール砦
魔族が占領している時期になったそこ
しかし負傷者が多く、補充要員が来る前に再び奪い返す
その手筈で赴いた狂った思考の王都人による再襲撃
手柄も、魔族の女も、装備も、全てが王都と望んだ兵に還元される
故に、弓が来ようとも、礫が来ようとも、燃える黒油を用いて臨んだ戦は、砦上部の弓を放つそこは燃え広がる
頑丈な削り岩で組まれた部分がいくら燃えようと構わない。
燃えて落ちてくる魔族と、弓が下から襲ってくるそれに首を閉じる
梯子を掛け、何人もの人間が落ちていく中でも、やがて決壊するように流れ込んでいけば、後は粉砕するだけだ。
メイラもまた、巨大な盾という武器と呼べぬ代物を自在に操り、砦に乗り込めば叩き落としていく。
燃え広がる中で、何人もの王都人が、傭兵が、メイラが、乗り込んだ燃える赤で照らされて赤を噴かせる。
どちらが魔族だと どちらが鬼子かと言える状況の中で、砦の開放を第一とした状況
負傷兵らの中を、狂ったように進み、叩き潰す両手大盾
「ハ ハハハッ、戦はやはり良い物ですわ。 古戦場とはこんなにも違うんですものっ!」
戦利品になりえない者は須らく首級と雑兵
傭兵や同じ隊と共に、女を気絶させ、縛り上げ、男を滅し、しかし男娼になりえそうな金目の魔族男ですらも
傭兵や目利きには戦利品となっていく。
王都の利益になりえるのならばそれで良い。
正義と寛容の騎士道等、ここにはない。
■メイラ・ダンタリオ > やがて人は減り、魔族は弱い物から向こうへと逃げ、殿が粉砕されていく。
死を賭したそれが心地いい
「傷負いも、五体満足も全身全霊ですわね。
後方の廃坑野郎に灰の一舐めでもさせてやりたいですわ。」
肥えた、金髪も薄く寂しくなった率いる豚貴族
昔は音に聞こえた筋肉も、今は錆びつき
今では取るに足るものもないと 故に廃金鉱の仇名で呼ばれるそれ
獲り、執り、盗り、捕る それでも終われば、詩人が一つ歌でも作ろうとするだろう
魔物と変わらない所業であろうとも。
そして日が鎮まるころには日は消え、砦の夜は更け、争いの音すらも、亡くなった。
ご案内:「タナール砦」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。