2020/11/27 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
ゼロ > 蒼い鎧の少年兵が、タナール砦に立っている―――それは、魔族に砦を奪われたという事を示唆していた。
魔族の国へ攻め込むための橋頭保として、魔族の国から身を守る文字通りの砦として、マグメールの中で重要な立ち位置の場所。
そのことを判って居るからこそ、魔族はここに攻め入り、襲い掛かってくる。
人々も、決して弱いわけではない、しかし、だ。様々な状況が重なり、負けることがある。

魔王に匹敵するような上位種が現れた。
取り返したばかりで上手く態勢を整えられる前に再度襲われた。
奇襲に有った。

数えれば、キリが無いだろう、理由、数えるのも飽きるほどに奪い、奪われているこの場所。
少年は連絡を受けて他の師団員と共にこの場に立つ。
今現状将軍は不在だが、その程度で魔族に負けるような第七師団ではない、一騎当千の兵が此処にいる。
自分を除いて、と言う話。魔族を中心に相争い、その経験を持った兵士たちは、仲間の実力はどれもこれも、一級品。
そんな彼らと共に、砦を奪い返し、撤退していく魔族を見やる。

「―――。」

仮面の兵士は、ただ静かに、魔族の国の方に視線を向け、警戒をする。
が、直ぐに砦の中へと、残党狩りと、生存者の救助のため、だ。