2020/03/25 のログ
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
サタナキア > 砦に肥満体の醜悪な魔王が姿を現す。黒いダイヤを見せるように堂々と砦に降り立ち、
砦の戦闘の状況を高みの見物をし…

今日は、人間側が勝利を収めて制圧をして、魔族の国へと繋がる道が出来ているようだ。

「余興に丁度いいな。」

これからするのは…言わずもがな、自らに隷属させるための奴隷探し。
砦の中で派手に一筋の雷撃を打ち落とすと共に、焼けた砦の一部の階層が一本の大きな道を示す。
その先には、この男が偉そうに待ち受けており。

「さぁ、誰にしようかね。」

闇色の水晶を浮かべれば、ここに無理矢理いざなう相手にあたりを付けだした。
目を引く者があれば自らの前に引きずり出してやるつもりだ。

ご案内:「タナール砦」にセレーネさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
セレーネ > 「順調、とは手紙で聞いていたけどここまで一方的に勝ってるのは予想外だったわね…」

戦いに勝利し、傷を癒やしながら美酒によう兵士達を横目に、女は1人砦の状況を確認する。
定期的に戦況や自らの様子を知らせる為に送られていた手紙に、戦いへの勝利と確信したような言葉が綴られていたのをみていても経ってもいられず補給部隊に同行する形でこの砦へと向かって見たが、快勝とも言える様子に驚きを隠せずにいた。

「砦近辺の守りはほとんど落ちて、中も後は潜んでいる残党のみってところかしら?」

現地の兵士の話によれば、夫は既に砦を越えた先に進軍し陣地を形成しているとのこと、この調子ならもう2、3日もすれば会えそうだと心を踊らせながら砦内へと歩みを勧める。

サタナキア > 砦の中は、平穏そのものだった。
戦いは終わり、人間が制圧して。戦勝のムードがあたりを包んでいる。
魔族の気配はほとんどない。残党と…こうして潜んでいるものを除けば。

「…今日の獲物はあいつにするか。くく、ずいぶんと魅せつけてくれるようだ。」

砦のどこかで、この男は自らの領域を作り出して獲物を待っていた。
男が浮かべた黒紫の水晶玉に映るのは、ノースリーブチャイナを着た女だった。
谷間を魅せるような恰好をしており、ずいぶんと大きなものを持っている。
顔立ちも良い。全身を舐めるように水晶玉ごしに眺めてまずは品定め。
そして、今日はあれにするかとあたりを付ける。

「あれは異国の上玉ってところかねぇ…へへ、楽しみだ。」

…水晶玉を通して、闇の中から見ている何者かの魔力は、見られている彼女にとっては特に多く降りかかる。砦の内側にはまだ何かが潜んでいる気配に気づけるかもしれない。
魔族の国に通じる道のわきに、この男の作りだした領域があり、
彼女を引きずり込んでやる機会を伺っている。
もし、油断しきっているなら…容易く砦の中に魔族が残した罠にかかったという形で、
彼女の体は魔力に包まれ、兵士たちの視界からは消え、
魔族の瘴気の籠った薄暗い一角へと連れ去られてしまうか。
油断しなかったなら…その罠は回避できるだろう。けれど、この男はそれだけで諦めるようなつもりもない。

セレーネ > 歓声や鼓を叩き鳴らす宴の声が茫々で聞こえる中、砦の先への進行許可を貰う為現地の指揮官を探して通路を歩いていた中、踏み出した瞬間、突然足元が消失する。

「なっ……!?」

そのまま踏み外すように前のめりに転ぶが、ぶつかるはずの床も無い。周囲の景色や、音は全て消え去り、五感が得るのはただただ薄暗い闇が漂うだけの空間、そしてその先に見えるのは玉座に座る醜い男の好姿で。

「おっと、まだ大物が残ってたのかしら…?ただ、黙ってやられるつもりは無いわよ?」

言葉と共に女が詠唱を行えば、巨大なゴーレムの双腕が展開され、拳となって勢い良く玉座の方に飛来していく。

サタナキア > 「遠くから見ていたが、中々良い体をしているじゃあないかと思ってな。
お前を俺のモノにしてやろう…」

にたにたと粘着質な笑みを浮かべる男は、じっくりとその体を、
今度は実物のほうも楽しんでやろうかと舐め回すように見つめる。
一方の男の姿は、見せつけるような怪しい黒ダイヤのネックレスをした魔王として、
知っているかもしれないし、何も知れないかもしれない。
ともあれ、この男の目的は彼女の体だった。
作り出されたゴーレムの攻撃は、しかしこの男の体を打ち据える事はなく、
何かの障壁に阻まれて。

「俺の名はサタナキア。余興で絶対服従の奴隷を探し、俺の手に落とすためにこうして出かけているのさ。
くく、喜ぶがいい、今日の獲物はお前だ。
キア様と呼ぶがいい…。」

傲慢な言葉を投げかけながら、ゴーレムに向けて不可視の魔力衝撃を打ち出して、反撃する。
よほどの強度がなければ粉々になって煙になりかねない威力のそれは、
しかしその威力を感じさせないようなほんの一瞬で打ち出された。

ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
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ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」からサタナキアさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
セレーネ > 「絶対服従?ごめんなさい、家畜に隷属する趣味はないのよ――ッッ!?」

打ち出されたゴーレムの拳に対する男の対応はあまりにも無造作であって、具体的に何をしたのかも女からは認識する事が出来なかった。
ただ女が確認出来たのは玉座毎打ち砕くつもりで放った攻撃が男の眼前で何かに止められ、粉砕された事。
次の瞬間、その拳を砕いた衝撃波が貫通して自らの肉体に向かって来たのは認識する事すら出来ず。

「ふごおっ!!くぅぅうぅぅぅ……」

腹部から四肢に掛けて全身に満遍なく打ち付けられる強烈な衝撃に女の体はあっけなく吹き飛び転がる。
視界は白く染まり、どうにか立ち上がろうとするも力の入らない体はピクピクと痙攣させることしか出来ず。

サタナキア > 「これで終わりかね…、どちらが家畜か、分かるだろう?雌豚よ…まぁいい、
存分に俺の魔力でより強く使える奴隷にしてやろうか。」

玉座から男はゆっくりと立ち上がり、のし、のっしと鈍足で彼女の打ち付けられた体に迫ってくる。
まるで焦らすようで、そのゆっくりとした足取りは逆に不気味さを思わせるかもしれない。

「さて…名前を聞かせろ。答えたくなくば雌豚でも構わんがな。」

砂煙に変わったゴーレムの残骸の中を男は歩き、そして転がった彼女の前にたどり着く。
にまりと下卑た笑みを浮かべ、向けて、問う。
彼女から見ても縦にも横にも大きな醜悪な巨漢が。

「どうだ、無様に赦しを乞い、俺に絶対服従を誓ってみるかね?」

脚を上げて、腹を踏みつけて。
敢えて反感を煽るように馬鹿にした、傲慢な口ぶりで問いを続けて。

ご案内:「タナール砦」からセレーネさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からサタナキアさんが去りました。