2020/03/10 のログ
■グラスシエル > 身体が軋む――重い――悲鳴を上げてる――しるか動け
ここで相手を調子づかせたら負けるのだ。というか死ぬのだ
目の前の相手はそういう相手だ。まともに一発喰らえば死ぬのである。死と隣り合わせの戦闘が楽しい?馬鹿を言うな、クソなのを忘れないための戦闘だ
一直線には近づかない。渦を巻くように側面へ回り込みながら距離を詰める。脚を痛め、骨を半分砕き、身を挺して痛みを伴った――初めての零距離である
左足の瞬歩と同時に、肘を一直線に、側面へと飛ばす。
続いて相手の腕から顎を上にかちあげるような直線的なアッパーのような拳を、無機質に打ち込む
打ち込む場所はもはや見ていない。何万、何十万と繰り返した行為だ、身体が勝手に動いてくれる
「――らぁっ!!!」
■エル・ジーヴァエ > 「ッ”!!っが……ぁ!」
重い武器を振るう腕力や技術があろうとも。
人間としての稼働限界から攻撃をされては防御も困難で。
顎下へと相手の拳が当たった瞬間に身体を浮かせてダメージを軽減させるものの。
それでも強く脳が揺さぶられて思考が一瞬飛び。
勢いで身体が軽く浮き上がりながらも反射的に相手の腹を蹴って距離を押し広げつつ。
受け身も取れずにどさりと地面に崩れ落ち。
■グラスシエル > 手応えは確実にあった、続け様に崩れた相手の手を蹴り飛ばし武器を地に払おうとして――腹部に重い、重い一撃を喰らう
吹き飛びはしなかったものの、胃の中が逆流して嗚咽する。
「ぅぐぇっ――げふ、げふ、ぉぇ…ッ! 糞女ァ…!」
膝が崩れそうになる、というか崩れたい。顔を伏せて吐き出したい。情けないが限界である。
そこを噛み潰してこらえて――右手を広げる
「――動くな」
冷たく、機械的に言う。浮かぶは魔力投擲用ナイフ3本、その切っ先が褐色の相手に向かってる。
正直、これを打ったらぶっ倒れそうな程いっぱいいっぱいだ
多分さっきの攻撃で肋と腕が亀裂的に折れてる。もう痛みで意識も朦朧だ。完全にブラフである
■エル・ジーヴァエ > 相手の拳を受けて仰向けに倒れたところを武器を蹴り飛ばされ。
一瞬意識を刈り取られたもののすぐにそれは元に戻り。
しかしダメージの影響で上手く四肢が動かず。
「ふふふ、どうした?
討つなら早くすればいい……今はまだ、身体がうまく動かないが……私はまだ生きているぞ?」
相手に魔法のナイフを向けられても恐れた様子は見せず。
両手を地面について震える手足でゆっくりと体を動かして上体を持ち上げ。
すでに砦の方は静かになっていて、勝鬨から人間側が凌いだことはわかり。
「優秀な狩人は死を恐れ、そして受け入れるものだ。
っく……それを放って私を止められるというのなら、やってみればいい」
相手がナイフを放たなければ膝に手をついて身体を支えつつゆっくりと立ち上がり。
ご案内:「タナール砦」にグラスシエルさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にグラスシエルさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にグラスシエルさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 「あー…いや、生きてていいんスけど…なんつーか、勝負はおしまいでよくないスかね? だから動かないでほしいんスよ」
面倒そうに頭を掻く。ただしナイフは向けたままだ。
こちらも満身創痍は一緒である。気張らなければ腰が抜けそうであるのだ。
立ち上がるのを止めはしない。ただ、相手が向かってこなければ…残った2本のポーションを相手へと投げて
「ほら、魔族も引いたみたいだし…もうお終いってコトで」
正直、壁に持たれるか仰向けに倒れたい、いや、倒れてしまった。クソ、締まらない。最後の最後でぶっ倒れるとは
■エル・ジーヴァエ > 「ふ、男の癖に情けないな……」
投げつけられたポーションを受け取りつつも使うそぶりは見せず。
己に流れる血のお陰で薬を使うより自然治癒に任せる手法で。
ポーションを投げて何か言ったところで地面に倒れ込んだ相手に近づけば自身の血が入った注射器を取り出し。
それを相手の腕に突き刺して輸血すればたちまち相手の身体に血が巡り数刻もすれば負傷はすべて回復するだろう。
それが完了すれば相手の肩を担ぐ形で持ち上げて。
「戦えないものを狩るようなことはしない。
白黒はまたいずれつけてあげるよ」
そういって途中転がった武器を拾ってからずるずると相手を引きずる様に砦へと戻り。
自分ように準備させた部屋に連れ込むことだろう。
■グラスシエル > 「…うっせえよ、馬鹿力が。誰のせいだと思ってやがる」
腕への違和感に、一瞬野獣の警戒心のような物が少年に宿るが、ゆっくりと担がれると、大人しくはしてる
勝ち負け云々よりも、まあ今は何もしないだろうと信用して、砦へと迎え入れられる
そして、部屋へと連れ込まれて…
ご案内:「タナール砦」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からエル・ジーヴァエさんが去りました。