2020/02/26 のログ
ご案内:「タナール砦」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは人間の国と魔族の国の境、タナール砦。
どうやら、今回は人間側が占領をしているようだ。
と言うか、絶賛、防衛中っぽい感じだった。

そう、ちょっとした用事で、魔族の国に入っていた。
向かう際には、争いもなく、警戒も緩く、簡単に抜けられた。
なのに、戻ろうとしたら、これである、堪らない。
さすがに、この状況で警戒を緩めろ、と言うのは難しい話。
分かる、それは分かるのだが…こう、あれなのだ。

「いや、待つのじゃ、妾は敵では………えぇい、話を聞けい!」

ごす、襲って来た魔族を、地面に投げ落とし、気絶させた。

「…だからな、妾はただ、ここを通りたいだけで………あ」

続けて説明をしようとしたところ、人間側から飛んで来た魔法。
つい、広げた唐傘でそれを吸収し、跳ね返す。
吹っ飛んでたみたいだが、大怪我しているような感じではないだろう。
まぁ、派手に吹っ飛んでたので、結構目立ったかもしれないが。

こんな調子で、ただ抜けようとしただけなのだが、人間魔族関係なく、少女は叩き潰す事となっていた。
収まるのを待てば良かったのでは?と言われそうだが、待つのも面倒だったのだ、仕方無い。
………仕方なくない?

タマモ > 「むむむ…いっそ、全員叩き潰しながら…
………いかんいかん、それをやったら、怒られてしまう。
せめて、遊んでやるくらいじゃろうが…」

次に襲って来た…うん、もう人間だろうと魔族だろうと、どっちでも関係ない。
その相手の薙ぎ払いを、手にしたままの唐傘で、受け流す。
そして、流れるような動きで、とんっ、と胸の辺りを唐傘で軽く突いた。
見た目は、軽く突いたように見えるだろう。
だが、突かれた相手は、大きく後方へと吹き飛ばされる。
飛ばされた先に居た、敵だか味方だか、巻き込んだようだが…まぁ、良いか。

そんな相手には興味もすぐ失せるか、視線は、周囲へと向けられる。
まだまだ、戦いは終わる様子を見せていない。

「遊ぶにしても…楽しめそうな、相手がのぅ…」

はふん、軽く溜息を一つ。
どこからともなく、矢が飛来してきたみたいだが、すっ、と半身ずらし、それを難なく避ける。

こうした場での、唯一の救い。
それは、全体から見れば、そこまで目立つ訳でもない事か。
見える周囲からは、かなり警戒される対象となるだろうが、離れた場所から見える訳でもない。

とは言え、噂立てば、注意が向き始めるかもしれないが。