2019/12/13 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
ゼロ > タナール砦の内部、食堂に白銀の鎧の少年がやってくる。
つい先程迄魔族の襲撃があり、第七師団の面々がそれを撃退していたのである。
魔族共は一旦の撤退なのか、潰走なのかは判断が付かない故に、部隊指揮官は、警戒と休息を交互に取らせることにしたらしい。
そして、少年の休憩の番となり、食堂へとやって来た。
食事が喉を通らないというものも多いが、こういう時にこそ食事をしっかりとっておく必要が有るのだと思う。
何時、なんどき襲ってくるのか判らないからこそ、万全の状態にする必要が有るのだ、と。
少年は、受付で盆を受け取り、人の少ない中を歩いて、給食を受け取る。
そして、定位置となりつつある、隅の方へと移動をし、食事を開始するのである。

仮面を少しだけずらして、掻っ込む様な、手早い食べ方。

ゼロ > もぐもぐむぐむぐ、食事は直ぐに終わってしまう。
今日は、まだ現状警戒状態なのであるから仕方のない事である、カップの水を飲み干して、息を吐き出せば、少年は立ち上がるのだ。
軽く肩を回して、首を慣らしてから少年は窓の外を見やることにする。
窓の外では、第七師団だけではなく、様々な軍団の兵士が砦を守るために立っていたリ、歩哨していたりしているのが判る。
彼らは、彼等の仕事を全うしているのであれば、少年がやるべきであることは一つ。
少年は、休息の時間に、しっかり休息をとることである。
次の交代の時に疲れを残さないために、と。

そう考えながら、食堂を出ることにするのだ。
かつん、かつん、と石畳を踏みしめて、進んで。

ゼロ > 石畳の砦の中は、あわただしく、緊張感が漂っている。
其れはむろん先程迄の襲撃の所為である、襲撃が終わったからと言って全てが終わりではないのだ。
補給部隊が、資材を持ち運び、工作部隊が、砦の修復をする。
その間、戦闘部隊は休息を取り、防衛部隊が砦を守るのである。
それでも、襲撃のスパンが短ければそれが間に合わず、更に壊されてしまうのだ。
しかし、襲撃のスパンが長く成れば――――修復が成る。
修復どころか、強化できないものなのだろうか、その方面に明るくはない少年は思考する。
強化するにしても、時間と資材と金が必要だ、と其処ぐらいは解るので、ああ、難しいよな、と息を仮面の下で吐く。

ゼロ > 少年は、そのまま静かに……と言うには、金属音をかき鳴らし、進んでいく。
そして、その目的地となるのは休憩するための仮眠室。
何かがあればすぐにたたき起こされてしまうだろうけれど、少年は、そのまま部屋の中に入り。
仮眠をとることにするのである。
良くある兵士の休息の時間と言う形で、時間は過ぎていくのだろう―――

ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にサタナキアさんが現れました。
サタナキア > のんびりと肥満体の醜悪な魔王は、黒いダイヤを見せるように堂々と砦に降り立ち、
砦の戦闘の状況を高みの見物をしている。
今日は戦力が拮抗しており、見ものとするには絶好の暇つぶしだろう。

その中でも、とりわけ興味がそそるものがないか。
あるいは自らの気配に気づくものがないか。

悠々と行く手を阻んだ人間の兵を魔力の塊に放り投げて塵に変えながら、
砦を散策していた。

ご案内:「タナール砦」からサタナキアさんが去りました。