2019/12/05 のログ
ゼロ > 会話する相手が居ないのは、さみしい気もするのだが、もともと、少年にはそんなに多く友人がいるわけでもないので。気にならないのである。
なので、もくもく、もくもく、と食事をこなして、周囲の会話を聞いているだけの状態となるのだ。
食事が終われば、少年はふぅ、と軽く息を吐き出して見せて、そして、トレイを食堂の洗い場に返していく。

報告書は先ほど作り上げて、提出もしてきたので、今しばらくの間は、休憩という事になるだろう。
さて、どうしたものだろう。
少年は、食堂を出て、自室として割り当てられた部屋へと移動することにする。
特に少年自身に予定はなくて、何かしようと思えばできるが―――。
何かするにしては、魔族の襲撃が気になるし、早めに準備を整えたほうが良いだろうか、と考えるのだ。

ゼロ > 思考しながら歩いていれば、邪魔をする人間もいない故に、少年は自室にたどり着いた。
魔族は、襲撃は今はおとなしいが何時来るのかもわからない。
いる間は、警備のうち一人になるのは当然故に、少年は急いで準備をしようと思う。
取りあえず、部屋に入り、軽く体をぬぐったりして清潔にしてから。

戦闘の準備をするために鎧に油を塗ったり、武器の手入れをすることになるのだろう。
そして、襲撃に備えるのだ―――。

ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。