2019/10/02 のログ
アマーリエ > 「……――でー。本当に向こうから何か来るのかしらね」

或いは、逆側からか。
この砦が抑えられた際の奪還の方策として、過去に幾つかの実績と他に試してない手管のカードを脳裏に浮かべて思う。
砦の用法は考えるまでもない。重要な地点である以上、此処にはこれからも未来永劫血が流れるだろう。
来るならば、来い。その心持ちで眺め遣りながら、意識の一角を部下達の魔術通信の動向に振り向ける。
残る補給隊の進捗と周囲警戒の状況を確かめながら、暫し風に吹かれ続ける。

ご案内:「タナール砦」からアマーリエさんが去りました。