2019/09/08 のログ
ご案内:「タナール砦」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 奪い奪われ、主を定める事なく血を吸い続ける砦。
最早この砦の在り方そのものが魔族なのではないかと首を傾げながら、天高く聳える尖塔より砦を見下ろしていた。

用意された酒を煽りつつ、今は人間を主とする砦の一室で酒精を帯びた溜息を一つ。

「……国力が削がれるのは良いが、こんな泥沼で兵士を失うのも考え物だな」

己が提供した物資も、何時魔族の手に渡るのかと思えば溜息が増えるばかり。
とはいえ、戦勝に浮かれる兵士達にこんな姿を見せる訳にもいかない。
結局、早々に人気のない貴賓室へと足を運び、未だ熱気の止まぬ砦を見下ろして酒を煽っていた。