2019/08/26 のログ
ご案内:「タナール砦」にイゾルデさんが現れました。
イゾルデ >  
「~♪」

ぱたぱた
翼をはためかせまたもこの地にやってきた淫魔
この間は美味しい思いを出来たし、そもそもこの砦は人間と魔族、どちらをも狙えるとても良い場所である

空から様子を伺いつつ、屋上のヘリに降り立つとそのまま腰掛ける
見張り台よりも上の位置、視覚的に見つかることは…まぁ上を見上げる兵士でもいたらあるかな?ぐらい
そうなっても空を飛べるのだからいくらも逃げることはできるとタカを括っている

「さて、今日はどんぱちあったデスかねー?」

イゾルデ >  
眼下では慌てたように行き交う人間の兵士達
どうも魔族側から襲撃でもあったばかりか、まだ騒々しいほどでないものの、次々と魔族の国側へと兵士達が出ていく

「おやー、ふふん。忍び込むなら今のうち、デスかね…?」

人間が砦をとっていたなら、地下牢に囚われの魔族のおねーさまなんかがいるかもしれない
ぺろりと下舐めずり、美味しくいただけるなら魔族でも人間でもどちらでも良い

砦の反対側が手薄になるまで、屋上から様子を見つつ、喧騒を愉しむことにした

イゾルデ >  
砦の向こう側、魔族の国と面する位置で剣戟の音、そして魔法の炸裂音が響きはじめる
──そこそこ強力な魔族がいるのか、兵達は次々にそちらへと向かって…

「にゅふふ、反対側がすっかりガラ空きデスー♪」

ばさりと翼を翻すように開いて、びゅーんっとなかなかの勢いで降下してゆく
砦の中に入ってしまえばしめたもの
影から影へと移動する術もあるし地下牢への到達など容易なものだ

城塞に降り立ち、あたりをきょろきょろと眺め回して、人間の国側に見張りくらいしかいないことを確認
上からは無警戒に等しい

「お邪魔しますデスー」

呑気な言葉を零しつつ、砦内部へとやすやすと侵入を果たした淫魔は、
地下牢で囚われているであろう魔族達からたらふく精気を頂き、そのまま嘲笑うように姿を消したのでした

ご案内:「タナール砦」からイゾルデさんが去りました。