2019/06/02 のログ
ご案内:「タナール砦」にシュティレさんが現れました。
シュティレ > 私は、タナール砦にいます、理由は……特にありません、魔族の国に行こうか、ヒトの国に行こうか迷っていたというのが正しいでしょう。
今現在此処は……壮絶な奪い合いの最中です、ヒトと魔族がこの場所に何かしらの思いを抱き争っているのが見えます。
私は何処に居るのか、といえば……砦の一番上の尖塔に座って、その戦の様子を眺めております。
無論、ただ座っていれば誰かに見咎められ、襲われてしまうでしょう、だから私は私の世界を<領域>を広げて、この場であり、この場ではない場所を作り上げていました。
力のない者、加護のないもの見つけられない、人払いの空間です。
彼らは私に気がつくことがなく、ただただ、争うのです。
退屈なことをしていると、私は思いながら、人と魔族の争う様を眺めるのです。

シュティレ > 「飽きるということは無いのでしょうか。」

私は、小さく疑問をつぶやきますが、それは空気の中に溶けて消えていってしまいます。
誰も答えるような存在は居ないとわかっているからですし、誰かがこの空間の中に入れば直ぐにわかります。
それに、ただ、この場に来るだけでは空間には入れません、私の領域を認識し、その上で入り込む――――それだけの存在、もしくは加護が必要なのです。
ただ、この国は、薄く広く加護で守られているので、若しかしたら力無いものでも、見つけてしまう可能性があるやもしれません。
その時は、その時とは思っておりますし、それが私に害をなす相手でなければ私は敵対はしません。
今は只々、下で争う魔族とヒトの様子を見ているだけ、です。