2018/12/18 のログ
ご案内:「タナール砦」にカレリアさんが現れました。
カレリア > 打ち破られた門に崩れかけの城壁
砦から瓦礫に変わる寸前のそれを見下ろしながら塔の縁に腰かける
漏れ出るため息はこの砦を王国群から奪い返した事の達成感等皆無だと物語る

「砦を奪い、王国群を退けたのに……私はどうして1人なんでしょうね。」

つまらない
戦争に魔族側として参加してもう暫く経つ
戦果も挙げたし功績もそこらの魔族の比ではないと自負している
なのに…今もこうして満たされない

「どこに居るんです……早く、会いに来なさいよ…」

口調もどこかおかしい
イラつきが表に出てしまっている
ガリ、と爪を噛み宴を催す魔物達を見下ろしていた

カレリア > 勝利の美酒に酔いしれ奪った食料を盛大に食い荒らす魔物達
ゴブリンにオークやオーガ、一部のオーガ以外は少し知恵のある獣位のもの
後の事など考えずただ騒いで楽しんで……

「…いい気なものね。」

思わず全て潰したい衝動を抑える
恐怖によるとは言え自分の指示に従い砦を落としたのだ
褒められはしても殺される等訳が分からない

「支離滅裂、ね……ただの狂人みたいな考え。」

客観的に見ればまさにそれだろう
寂しい、辛い、妬ましい…そんな感情が胸の中に溜まっていく
さっさと吐き出してしまいたい、短絡的にそう考えるのは昔からの悪い癖

カレリア > 魔物達の宴はいつまでも続く
いつまでもここには居られない、自分が離れればまた王国軍と戦い退け…奪われるのだろう
だから魔物達は好きに食べて飲んで楽しめばいい……

フワリと空に浮かべば砦を後にする
また奪えば取り返そう、たとえ無意味な事だとしても

ご案内:「タナール砦」からカレリアさんが去りました。