2018/05/30 のログ
黒須 > 「…それなら、とっとと逃げて行くかもな。
けど、一人じゃねぇかもな…。場合によってはあんたも一緒かもな…。」

(くわえているタバコでヴァレリアを刺してまたくわえる。)

「歳からすりゃ、そんぐらいだろうよ。…それに、ディープな話をしても引かないで逆に受けるんだな?」

(普通に隠さずに言った自分の趣味に小さく笑うその顔を見て察する)

ヴァレリア >  
「あら…それって誘い文句?」

クスっと笑って、砦を振り返る

「──砦を占拠している人間の軍に商談を持ちかけようと思っていたのだけど、
 ふふ、貴方についていくほうが楽しいかしら」

どこか値踏みするような視線を向ける
どうしようかなー、と砦と男の間で揺れてみせる

「そんなにディープ?
 セックスの話くらい年頃を過ぎれば男でも女でもするでしょう。
 格好をつけて表に出さない人は多いでしょうけど♡」

黒須 > 「ま、そうだろうな…。わかりやすく言えば今夜抱かせろだし…。
楽しいか…一匹狼だからな…回数的に言えばこっちの方が多いがな。」

(すっかり失礼である気持ちを無くし、ずかずかと容赦なくディープらしい会話をする)

「…あーそっか…。思えば、ヴァンパイアとエロじじいか…それなら、まぁ、普通と言えば普通だな…」

ヴァレリア >  
「直接的なお誘いは嫌いじゃないけど───」

じー…っとロウを赤い瞳が見つめながら

「言葉はともかく紳士的なのね。
 狼さんならそういう時、有無を言わさず襲いかかるのかと思っちゃった」

言葉も通じ、遠回しかと思えば直接的に抱かれろと言葉を向ける
そんな相手を少女はただ愉しげに見上げていた

黒須 > 「あ…?あー…まあ、襲うのは慣れてねぇし、和姦が基本だったからな…。

ま、あんたが望むならここでやっても構わねぇ…と言うとこだが、今はそういえねぇみたいだ…。ついていくるなら、適当に宿で済ませて、人間に行くなら、ここまま死ぬかどうか知らねぇまま帰るしな。」

(性欲は人以上にあるものの、襲う行為までは行っておらず、誘ってやるのが流儀と思い、一度もそういうことをしなかった)

ヴァレリア >  
「ふふ、でも口は達者じゃないみたい。
 そこは嘘でも上等な高級宿なんて言葉で惹くものよ。
 ただで抱かれろ、なんていうなら余計にね───」

砦に一瞥し、一歩その足を踏み出して

「商談で儲ける中身よりも、貴方…ロウとのセックスのほうが上かどうか次第なんだけどなー…♪」

黒須 > 「わりぃが、仕事柄嘘はつかねぇんだよ…。」

(べーっと舌を出して言う)

「上かどうか?さあな…モノはでかいし、ただの獣セックスぐらいのテクだからな。上かどうかは知らねぇな…」

ヴァレリア >  
「………」

少女が僅かに眉間に皺を寄せる
その眼もどこか不満げにそちらを見ていた

ほどなくすると、突然つかつかと男へと歩みよっていって───

「あのねっ、この私に抱かせろって言うのなら相応の自信を見せてほしいの!
 私もセックスは嫌いじゃないしむしろスキだけどただのフッツーの男相手にほいほいカラダをあげたりしないのわかるー?
 ただただ満足したいだけでついてくくらいなら自慰でもなんでもいいわけでしょ!
 そこは『昇天させてやるぜ…』とか『忘れられない夜にしてやるぜ…』的な!
 なんかそんな感じで脈アリと感じたら強引にでも引っ張ってくトコでしょ!!」

なんだかまくしたてるような言葉をロウへと向けるのだった

黒須 > 「…くっ!はっはっはっはぁ~!!あぁ…おもしれぇ…そういう風に望んだとはな…。」

(キレた様子のヴァレリアを見ては大笑いをし、自分の目元を隠すように手をぱしんと当てる。すると、当ててた手でヴァレリアの顎を掴んでは、ずいっと顔を近づける。狼そのものの頭が近づき、目がギラリと獲物を狙うように光る)

「いいぜ…。もう、他の男じゃ満足できねぇぐらいの最高の快楽を与えてやるよ…。」

ヴァレリア >  
「───♡」

顎を掬われ、ギラリとした眼で見据えられる

「ふふ、獣人の相手なんてほとんどしたことないかな…?
 ほんとに言葉通りにしてくれるなら、とっても愉しみ」

細まった赤い瞳が誘うように、妖艶に揺れて

黒須 > 「ヘイヘイ、んじゃ、頑張ってみますわな。
じゃ、さっさと行くか…?」

(ヴァレリアをお姫様抱っこの様に持ち、宿の方へ行こうとする。しかし、言葉では適当であったが、行き着く先は高級宿であった)

ヴァレリア >  

お姫様抱っこにはちょっと驚く、けれどすぐに調子を取り戻して──

「期待ハズレだったら血を吸っちゃおうかな~♡」

そんなことを嘯きながら、月夜がスリットから溢れ出す夜道へと二人は消えていくのだった

ご案内:「タナール砦」から黒須さんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からヴァレリアさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」に影時さんが現れました。
影時 > この砦が人と魔――人属と魔族。いずれかの勢力の手によって占領されるのは此れで何度目か。

知るか。俺が知ったこっちゃあない。それはそうだ。本来はよそ様の国なのだから、其処まで気にしてもいられない。
伝聞する限り間違いなくこう言えることだろうか。数えるのも馬鹿らしい位に奪い合っているということだ。
今回の獲得は、人。攻め込む騎士団や傭兵達の間に混じり、己も裏方を主体として仕事を務めた。
働き過ぎず、さりとてただ飯喰らいの謗りを受けない程度に仕事を遣って、砦の中で挙がる祝杯の気配から背を向ける。

「……全く。いい気なものよなァ。このひと時が今すぐ終わっちまうかもしれんというのに」

刻限は夜。丸い丸い月が掛かる、晴れた良い夜。
砦の外壁を織りなす胸壁の一角に座し、瓶ごとくすねてきた酒をちびちびとやりながら拾ったものを確かめよう。
敵が使っていた剣だ。けして上質な類ではないが、二、三合を打ち合わせて崩れる程度のものでもない。

瓶を掴み、直接口を付けて一息し、空を仰ぐ。わざわざ己がこうしているのには、理由がある。
緊張感の欠片も失せたようなバカ騒ぎが嫌いであり、誰もやりそうにない見張りを務めてやろうというささやかな親切心だ。

影時 > 「あー、と。……おいおい。ボロボロじゃねえかよ此れ」

基本的に己は一目で直ぐに分かるような武器の類は持ち合わせない。身に隠せる類のものを好む。
大概は氣を乗せた無手で事足りるが、刀や剣があった方がいいという時はあるのだ。
己の手管を隠すためである。初撃を外せばそれで終わりということは無くとも、乱戦で長物がある砲が都合がいいということもある。

月明かりを頼りに刃の状態を確かめ、掴んだ鞘の肌触りに思いっきり眉を顰める。
革製ではあったのだろう。しかし、所々に焼け焦げたあとが目立つ。さらに何処か炭になっていないだろうか?
ち、と舌打ちして、仕方がないとばかりにその鞘のような何かに刃を収め、転がしておこう。

「わざわざ拾い物使うより買った方が早いんだが、無駄な重みを背負ってやるのもなぁ。」

石壁の上で胡坐をかきつつ、空を見遣る。
背凭れの類はない。とんと胸の前を押されれば、其の侭奈落の底に墜ちそうな風情がある。

影時 > 「ンー……?」

そして、不意に足元で声が上がる。叫びとも呻きともつかないものだ。
酒瓶を掴みあげ、よっこらせ、という風情で立ち上がっては壁の内側を覗き込もう。
感極まって乱交でも始めたか? 他人の情欲程、ますます他人事に俯瞰せざるをえないものがないが、聞こえる言葉は。

「……ははァ。先客が残していた兵糧に手ェつけやがったか? 全く、毒でも仕込まれてもおかしくなかろうに」

食あたりといっていいのだろうか。一人ではなく、さらに二人、三人と上がり出す悲鳴や苦鳴の輪唱に顔を覆う。
ある程度の場数を越えた傭兵や騎士等の心得でもあろうに、初陣の歓喜に酔った素人が誤ったか。
肴とするには、いまいち味わいが足りないが、酒瓶を呷って呆れの色濃く息を吐こう。

懐に薬はあるが手助けはしない。自身の未熟の不始末は、自身の無様さを以てつけるべきだ。

この辺りの風景を歴戦の騎士様や王族等でも覗き込んだら、どう振舞うのだろうか? 不謹慎ながら興味はある。