2018/05/04 のログ
ご案内:「タナール砦」にヴェルムさんが現れました。
■ヴェルム > タナール砦を見下ろせる小高い丘の上にて、ヴェルムは馬を止めて周囲を見渡してみる。
ここ最近戦闘があった砦は真新しい戦闘の爪跡が残り、兵たちが復旧作業と警戒に追われている。
もちろん、砦にいるのは十三師団とは関係のない部隊。
彼はちょっとした人捜しのため一人でここにやってきていた、宛てがあるわけではないが。
「まぁ、そんな都合良くはいかないか」
数日前、十三師団から女の子が一人消えた。
脱走であれば珍しくもないのだが、どうにも忽然と消えたような様子だった。
ましてや彼女は律儀な性格をしており、黙って消えるとも考えにくい。
拉致であるなら元魔王を掠め取れるほどの実力を持った者ということになる。
ならば彼女の同類と考えたため、魔族の国に最も近づける場所までやってきたというわけなのだが、そこから先のことはあんまり考えてなかった。
■ヴェルム > 「さて…」
しばらく滞在してみても、これといった情報が得られないのであればまた別の場所を探してみよう。
あんまり師団長があちこちへうろつくものでもあるまいし。
ご案内:「タナール砦」からヴェルムさんが去りました。