2018/03/07 のログ
ご案内:「タナール砦」にマリーさんが現れました。
マリー >  
訪れたのは……そう、単純な理由
人間側が砦を支配している状態と聞いて、何か商売に繋がるモノはないか…なんて
そんな浅はかかつ"人間らしい"思慮の感じられない理由

砦を落としているならば将軍の誰かくらいはいるだろう
食料品や装備品など、ダイラスの商会の人間からすればそれはそれは、美味しい顧客になってくれそうなものだ

にしても、件の第七師団の将軍を堕としこんであるというのに人間の軍もやるものだなあ、なんてことを思う
別にあの師団に頼り切りだったというわけでもないらしい

まぁ、そんなことはおいておいて……

マリー >  
少女は商談も終えて、今は帰路……ではなく
薄暗い砦内の倉庫の中で小さな笑みを湛えていた

目の前には上の口と下の口を赤黒い触手で塞がれた女性騎士
視覚もまた触手によって覆い隠され、今自分が誰に何をされているかもわからないだろう
ただただ淫靡に、薄暗さの中その白い肢体をくねらせている

「…ふふ、ごめんね。最近物足りなくってぇ……。
 可愛い人がいたものだから…つい♡」

闇の中で少女の瞳が紅く光る
…それも、視界を奪われた目の前の騎士には見えていはしないが
ただただ厭らしい水音と、少女の嗜虐的な声だけを与えられていた

マリー >  
耳に入る、女性騎士のくぐもった声…
苦しげで、辛そうで…それでも身体は嬲られて正直に、その声に色を混ぜる

「あぁ…んふ…っ……堪んない」

サディズムを満たしながら少女が笑う
触手に肢体を弄ばれる騎士はまだ抵抗を諦めていないのか、手足に力を込めている様子が見てとれた
…余計に、それが火をつける

「ぞくぞくしちゃーう」

すぅっと手を伸ばし、揺れる乳房の先端を摘み、引っ張り上げる
ただそれだけでも目の前の騎士は身体を震わせた

「あー……悪い癖が出ちゃいそう……。
 だめだめ…人間の砦の中なんだから…折角綺麗に人間に化けているのに…台無しになっちゃう」

はっと気づいたようにその手を離し、女性を嬲るのをただ触手に任せる
……下のお口から、上のお口までまっすぐに貫いてあげたいなぁ、なんて残酷な欲求を抑えながら

ご案内:「タナール砦」にフォーコさんが現れました。
フォーコ > 砦の視察に訪れていた際に、只ならぬ気配を感じた。
今日の私は戦闘の準備もしていないのだが、状況的に見過ごせないと判断。
近くの剣を手に気配のする方へと駆け込んだ。

「そこで何をしている。」

薄暗い倉庫へと入り込む。
照明代わりに髪に炎を宿らせると触手に弄ばれて悶える女性騎士と
嗜虐的な表情を浮かべている禍々しい気配を放つ少女。

私は剣を右手に持ち、声を荒げた。

「どうみても合意と言うわけではないな。
あまりふざけたことをしていると焼き殺すぞ。」

マリー >  
「あ…」

声をかけられ、そちらへと視線を向ける
薄暗い倉庫の中でも、少女の血色の眼は輝いて見えた

「……あーあ、見つかっちゃった…。
 こんな埃っぽいところ、来る人もいるのね……」

慌てた様子は少女には見えない
ゆっくりとドレスを揺らして振り返る

「実は突然赤黒い触手のモンスターが現れて……なんて言って、信じる?」

……少女の後ろでは、一際激しく触手に凌辱される女性騎士がその意識を手放していた

フォーコ > これは少し、不味いことになったな。
突然現れた私の姿に驚く様子を微塵も見せない。

予想していたのか、それとも恐れていないのか。
どちらにせよ現状砦にいる戦力では対抗できないかもしれない。
少女の赤い瞳を目にし、普段思考の鈍い私でも危機感を覚えた。
唇が固く閉じる。

「私の質問に答えろ、娘。」
私はこちらを振り返る魔族らしき少女を睨み付けた。

「その割には随分と落ち着いているではないか。
ふざけたことを言ってないで早く解放してやれ。
言っておくが、私はこんな恰好でも多少は手向かうぞ?」

騎士は気を失ってはいるが特に外傷などはなさそうだ。
後は相手次第。 魔族の娘が大人しく解放するのならそれでよし。
そうでなければ…。

マリー >  
「……いつもはもう少しうまくやったのになぁ…。
 やっぱり、ダメね。抑圧された性衝動って正しい思考能力を奪っちゃうわ」

質問に応える様子なく、まるで独り言を呟くようにして小さく零す、そして…

「ちょっと、遊んでただけ…。
 大丈夫、だいじょうぶ…危害は加えないから、睨まないで?」

少女の背後、赤黒い触手が渦巻くようにして赤い血溜まりとなり、
まるで沼に沈んでいくようにして、女性騎士はその場から消えてゆく───

「満足したら、ちゃんと無事に返すから…♡
 貴女も、私のことを見逃して…忘れてくれると嬉しいな」

ふざけた言い草と、一笑に付すに相応しい物言い

しかし言葉と同時に、赤い瞳が笑みに小さく歪む
魅了(チャーム)の魔眼、数あるヴァンパイアの力の一つ、それを向ける
性衝動を揺さぶることも出来るが、本来の使い方は…相手の精神面のコントロールである
特別強力なモノではない、少女の"とりあえずの試み"といったところだろう

フォーコ > 「それについては同感だな。
何でも溜め込み過ぎるとよくない。」
少女の独り言と思われる言葉に思わず同意してしまった。
似たようなことを私もしているからだ。

「ふむ、話して分かるようならそれでよい。」
触手は消えさり、騎士も解放された。
私は肩から少し力が抜けていく。

「おっと…、そうきたか。
危ない所であったな。」
腕に付けているブレスレットが力を発揮し、少女が放つ魔術の効果を緩和する。
これがなければ危うく言うとおりに記憶が抜けていたことであろう。
数日前に店主と会っておいて良かった。

「生憎だが、私はそういったものへの対策が出来ていてな。
さて、お次はどうする?」
口には出していないが、あくまでブレスレットの力により緩和しているにすぎない。
より強力な力で来られると多少なりとも影響を受けるだろう。
現に今、被害に会っていた騎士の顔があやふやになってきている。

マリー >  
「! …効かないの…?」

少女の眼に金色のブレスレットが映る
一種のレジストアイテムか、と直感が語る
しかしそれでも装身具一つに過ぎない
大きな力を使えば崩すこともできよう───が

「(もっと沢山の人間に気づかれちゃうのは、やだなあ)」

口元に手を当て、思考する
目の前の女性
自分よりは一回り以上も大きく、体格も屈強に見える
自分の魔眼をレジストしたことよりも、それにたじろぐ様子を見せない、その精神性
……名のある人間であろうことはすぐに理解った

「…私、戦うのは得手ではなくって…ふふ、こうやって人間のフリをしていないと、こんな場所になんて来ることもできないくらい」

一歩、歩み寄りながら言葉を紡ぐ

「でも、立場的に正体がバレちゃうと困るの。
 私の魔眼でちゃんと忘れてくれたら良かったんだけどなぁ…。
 ───取引しない?私、ダイラスではちょっと名のしれた商工会を取り仕切っているの。
 色んなモノを融通できるわよ?…ふふ、勿論魔族を信用できるなら、だけど…♡」

剣を振れば届く距離
少女の歌うような声は、何かに誘う悪魔の囁きのようにも聞こえる───

フォーコ > 「どうやら、そのようだな。」
実戦投入は初めてであった。
少女の視線が腕の方へ向けられる。
どうやら何で塞いでいるのかもう看破されたようだ。
やはり魔族は手ごわい。

少女が何やら考え込んでいる隙に応援を呼ぶことも可能であったが、
下手に呼んだところで皆チャームの餌食になりかねない。
となると、今この場でどうにかする必要がある。

少女がこちらに近づくと、私は剣を壁に立てかける。
どうやら今すぐ襲ってくることはないようだ。

「仕方がない。 私も今の装備で君とドンパチするのは厳しいからな。
そちらから折れてくれるのならば、私も君の求めに応じよう。」
少女の声はそれだけで耳を愛撫するような気持ちよさ。
おまけにこちらと取引をしてくれるとか。
私は生来の欲深さが災いし、笑みを浮かべていた。

さて、彼女は何をしてくれることやら。

マリー >  
「あら」

その返事は少し意外だったらしい、そんな声を少女が発する

「焼き尽くす───なんて言葉をかけられたものだから、もっと頑なな人かと思ったけれど…、
 ふふ、案外と融通が効きそうなお姉さまなのね」

それなりの距離とはいえ、にっこりと微笑んで見せる

「お名前をお伺いしても…?
 私はマリー=ゲーゼルリング、勿論人間の街での通名だけど。
 魔族としての名前は…乙女の秘密♡ってことでひとつ」

笑みをくすくすとした小さなものへと変えて、その場の雰囲気を緩めてゆく

「芸術品や食料、武器防具…舶来物の珍しいモノからバフートで仕入れたミレーの奴隷まで…
 ブラッドベリー商工会は貴女のニーズに快く応えるわ。
 貴女の求める、欲しているものは、何かしら?」

フォーコ > 「私は君が思っているよりも腐った生き物だぞ?
なにせダークエルフだからな。」
にっこりと笑う少女。
私もくくっと喉を鳴らす。
久方ぶりに悪い相手と出会った物だ。

「私は第五師団のフォーコ・アッサルト。
よろしくな、マリー。」
少女がこちらへの警戒を緩めると共に、私も体に漲らせていた魔力を減らしていく。

「ほう、君があのブラッドベリー商工会の人間か。
私が望むとしたら我が第五師団への協力関係の締結だろうか。
君が今言った物なら私でも用意しようと思えば手に入るのでね。
出来ることなら今後とも長い付き合いを期待したいものだ。」
私はそういうと、先ほどまで剣を掴んでいた手を伸ばし、少女の胸元を触ろうと。

マリー >  
「ふふっ…えぇ、お見知りおきを───」

身体的特徴から薄々感じてはいたものの、
人間のエリアで出会ったのは初めての種
なるほど、高潔さなどとは少し距離を置いた人物のようだった

「協力関係、それは是非ともというところよ♪」

蜘蛛の巣は多くの枝に張るに越したことはない
第七師団につづいて第五師団も…となればその安定感は強固なものとなる

「───」

伸ばされた手を避けようとはしない
ツンと尖った生意気な形の乳房に手が触れれば、薄布のドレスの下には何もつけていないことがよくわかる、そんな感触を返して

「…あン もしかして…そういうモノもお望みなのかしら」

少女の真紅の眼が細まる、まるで期待しているような表情を浮かべて

フォーコ > 「君が理性的な相手で助かった。
ここだけの話だが私はこの国がどうなろうと興味はない。
団員や身内を守る程度しか出来ない女でな。」

あっさりと承諾を示した少女に面食らうが、私は満足げに頷いた。
そして、私の思う所を口にする。
要は身内には手を出してくれるなよとの意味だ。

そして、この時はまだこの少女が既に他の師団にも手を伸ばしている傑物であることを知らなかった。

「そうだな。 勿論君が構わないのなら。
ただ、ここはいつ人が来るか分からない。
出来ることなら君の領域に連れて行ってもらえると助かるな。」

私は少女の形のよい胸を揉みながら欲望丸出しの顔をしていた。

視察中に抜けるとなったら多少の騒ぎになるかも知れないが、私に関しては普段からよくあることだ。
そして、私は魔族の領域や魔族と交わることは初めてだ。
非常に興味をそそられる。

マリー >  
「色々な思想の人間がいるわね。
 ん…そして、貴女は中々の物好きみたい……」

乳房を揉まれ、わずかにもどかしげにその細い腰をくねる

「そう…じゃあ、連れていってあげる……私のおうちへ、ね…」

赤黒い触手が溶けた跡
倉庫の床に小さな赤い染みのようになっていた、それが
まるで水溜りが滲み出して来るようにして二人の足元へと広がってゆく

───ほどなくして二人を飲み込めば、床に染み込むようにして血溜まりは消えてゆく
倉庫の中はもぬけの殻、静寂が戻った───

ご案内:「タナール砦」からマリーさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からフォーコさんが去りました。