2017/12/21 のログ
ゼロ > ふと、砦の方から二人の兵士がやってきて声を掛けられた。
 自分の門番の時間は終わってないはずだけどと思ったが話を聞いてああ、と納得する。
 自分に斥候に出てるように命令が来たらしい、もう一人が来ない理由は分からないが、このふたりが門番を引き継いでくれるという。
 二人で来たということは、最初から一人で配置されていたのかもしれない。
 その類をあれこれ考えても仕方がない。
 とりあえず少年は一度司令部に移動し、辞令の命令書を受け取る。
 それから、資材管理の部署へ移動し、命令書と引き換えに必要な装備を貰う。
 それをバックパックに詰めて、食堂で軽く水分を補給してから、夜の砦の外に、魔族の国方面へと走っていくのだった。

ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。