2017/12/07 のログ
ゼロ > もぐもぐもぐもぐ。
 食堂の隅で酒盛りを眺める少年、声をかけてくる人がいなければ声をかける人もいない。
 あんなにべろんべろんになって大丈夫なのだろうかと少年は食事をしながら思う。
 まあ、あまりベロンベロンになって動けなくなるというのは命にも関わることになってくるし。
 いつ魔族が来るかも判らないので、多分大丈夫なのだろう。
 ちなみに、自分は酒を勧められてのんだとしても酔わないし、酔えない。
 弄られ過ぎて、酒は無害化するようになっているのだ。
 なので、酔うという感覚がわからないので、はいろうという気にもならない。

 ―――楽しいこと自体は、羨ましいと思う。

ゼロ > 酒盛りに入り込まなければ食事とはすぐに終わるものである。
 お腹が膨れれば、眠気が近づいてくる。
 先程までの訓練や任務で溜まった疲れもあるし、疲労を残してはこの後の戦や任務に差支えが発生する。
 それに、何かあれば寝ていてもたたき起こされるようなものでもあるし。
 それなら、今回はとっとと部屋に戻ることにする。

 食事のトレイを受付に返し、食堂を出る。
 食堂の外からでも聞こえる喧騒。
 騒がしいもんだね、と思いながら、そのまま少年は去っていく。

ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。