2017/12/06 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
■ゼロ > タナール砦の屋上は、本日も月が綺麗に輝き宵闇を照らす。
それでは足りないので、砦の中でも外でも魔法の灯や篝火などが置かれて周囲を明るく照らしている。
それでも、夜の闇を全て駆逐することはできず、夜目が利くものを中心に見張りが置かれる。
少年は、そんな人員のうち一人で、屋上で周囲の警戒を任される。
冬も本番となり、外は寒くなり鎧が凍りつくような感じもする。
寒いのは嫌なので、見張りをしつつも己の体を動かし寒さに対抗しようとしてしまう。
毛布とか、マントとか、防寒具の差し入れぐらいあってもいい気がするなぁ、とか思うのは仕方ないことかもしれぬ。
今日今の時点で襲撃はなく、今の所は魔族も郡を編成していたりするのだろうか、と魔族の国の方面を見て思う。
■ゼロ > 本日はもう少ししたら交代がくる。
交代が来たら、食事をして暖かな部屋で休みたいと思う。
……襲撃とかが来なければ、という意味合いがあるが。
時間まではしっかりと見張りをしなければ、少年は気を取り直して周囲に意識を向けることにする。
「………」
そういえば、最近変な噂を聞く。
噂だと切り捨ててしまえばいいのだけれども、不安が過ぎってしまう。
その噂とは、オーギュスト将軍の行方がしれないというもの。
そんなことがあるのだろうかとは思うが、末端の自分には確認しようもない。
そもそも、オーギュスト将軍に会ったのは勧誘されたとき一度のみである。
親しい隊員がいるわけでもないし、ちらと聞いたことのみ。
単なる出任せであってほしいなぁ、とため息一つ。
あと、早く部隊決めてください、ずっと所属なしなんです。
思考がずれる少年。
■ゼロ > 交代の時間が来たようだ、交代の人員が登ってくる。
じゃあ、あとはよろしく、と少年は、今の状況を軽く説明し、引継ぎを終える。
さて、まずは食堂だな、と少年は砦の中を進み階段を下りていく。
時折壊れている場所があったり、何やら聞こえる場所もあるけれどそこは、無視をして進もう。
食堂まで降りていけば、そこは酒盛りしていた。
傭兵も多いし、第七師団はそういう輩の集まりなので仕方がないといえば仕方がない。
でも、溶け込むことができないし溶け込むつもりもないので、空いている隅の席をとり、受付で少し重めの夜食を貰う。
腹が減ってるから仕方がない、とマスクをずらし、黙々と一人で食べ始める。