2017/11/15 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
■ゼロ > 『右手側から回り込め!』
タナール砦に怒号が響き渡る。
数日前に壊滅したらしい、自分が王都に報告に戻ったところで聞いた。
とんぼ返りしたものの、魔族が跋扈している砦。
少年も部隊とともに奪還に戻った。
走り込み、手にした左手に握った短刀の護拳で魔族の顔を殴りつけて体勢を崩し、右の手に持った短刀で首を飛ばす。
倒れていく魔族の胴体を踏み倒し、次へ。
銀色の風の如く少年は走り、魔族を見つけて狩るようにたおし、次へと。
そんなことを繰り返し、どれだけの時間を戦ったかは覚えていないが、聴こえてくるのは、敵将を討ち取ったという声。
鈍くなる魔族の動きに追撃を行い、逃げる気のないもの、逃げ遅れたものを容赦なく倒して行く。
「……ふぅ」
人心地着いた時には少年の周囲には魔族はおらず。
しかし、警戒を胸にそのまま周囲を眺め回すことにした。
■ゼロ > この周囲には今特に警戒するような存在はいなさそうだ。
ほかの部隊は、砦に入っているが砦の中での戦闘も収束しつつある模様。
もう一度だけ、周囲に警戒の視線を向けても、仮面には何も反応はない。
大丈夫だろう、と少年は息を吐き出して砦の方へと。
食堂で水を貰ってから、部屋の配置を聞いて荷物を置きたいところだ。
今回はとんぼ返りの行軍ということもあり、荷物は持ったままだ。
重いとか、疲れたというのはないが……背負ったままだと嵩張る。
鎧を毎日着込んでて何を言っているのかとは思われるが、気分の問題なのだろう。
食堂へ移動すれば、やはりというか酒盛りが始まっている。
毎回思うのだが、勝ってすぐ酒盛りしないと気がすまないのだろうか彼らは。
首をかしげつつコップに水をもらって一息に飲み干し。
少年は自分が休憩するための部屋を宛てがってもらうために事務官のいるところへ。
■ゼロ > 事務官から、部屋割りと、このあとの行動予定を聞いて少年は部屋へと移動することに。
先ほど戦った直後でもあるし、未だ警戒はしておいた方が良いだろう。
ただ、荷物を置いて一息ついてから移動しよう。
時間に未だ余裕はあるので、今のうち食事を取ってもいいだろう。
そんなふうに考えながら、扉を開ける。
幸いなことに宛てがわれた部屋は破損の状態はそれほどひどくない。
相方がいれば相方も安堵するだろう。
当然、高官でもないので一人部屋ではない、同室の人間は今は来ていない模様。
まあ、昼間と夜とで変わってくるから今、相部屋の人は任務なのかもしれないが。
とりあえず、自分の荷物を隅に置いて軽く息を吐き出す。
窓の外には先ほどの戦闘の爪痕が残っているさまが見える。
さて、どうするか。
少年は幾通りかの行動を吟味する。
■ゼロ > 「………うん。」
次の自分の予定まではいくらか時間もある。
それならば、食事を先にしてしまおう、腹の減った状態での任務はとてもキツいものだから。
それに、食事をしていればその分時間が過ぎるからちょうどいい時間つぶしにもなる。
そう決めてしまえばあとは動くだけだ。
荷物を確認してから、少年は部屋を出ることにした。
そして、そのまま食堂へと移動して食事をして。
時間が来たら見張りの任務に就くのだろう。
ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。