2017/08/29 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
ゼロ > 奇妙な状況と、言わざるを得ない。
 先日、砦の中で訓練していた時には、何もなかった。
 しかし、魔族に襲われていたようだ、其処此処に暴れた後、戦って死んでいる兵士や、騎士や傭兵。
 訓練中でも襲撃があれば気がつくだろうし、呼び出されるだろう。
 昨日訓練をしていた時にはほかにも仲間がいたし、部屋に戻った時も、食堂で食事をしていた時も、何事もなかった。
 それに、食事のあとに、部屋で寝たのだ。

 それなのに。
  先日襲われていて、そして、魔族に乗っ取られている。

 起きた時にはひどく混乱した、扉を開けたら魔族がいたから思わずぶん殴った。
 そして、そのまま部屋に引きずり込んで殺して。
 騒ぎになったのをいいことに引っ掻き回して情報収集。
 そして、今に至る。
 
 状況を考えてもしようがないので、今すべき事は、奪還することと、少年は考える。
 
 まずは、戦力。一人よりも、二人、二人よりも三人だ。
 しかし、他に仲間が居るのだろうか……地下牢の方面に行くべきだろう。
 男であれ、女であれ囚われているはず。
 彼らを解放し、戦力になるなら、戦力に。
 ならないならならないで、出来ることをしてもらおう。
 そう決めれば、少年は、地下へと向かい、走り出す。