2017/08/07 のログ
ご案内:「タナール砦」にロッテルさんが現れました。
ロッテル > あちこちで繰り広げられる、人と魔の血で血を洗う壮絶な戦闘。
獰猛な魔獣の咆哮や、果敢に戦う人間たちの掛け声などが聞こえる中、尻尾を生やした少女がボロボロになりながらすたこらさっさと逃げ出してくる。

「うわぁ、危な~っ!やっぱあたし戦い向いてないかなっ!!」

衣服はあちこち傷つき、あちこちに小さな怪我や切り傷を負いながらも緊張感のない顔であたりをきょろきょろ。

「あの騎士、強いなぁ~もぅ。あたしの仕事、戦うんじゃなくて「繁殖」に良さそうな子を捕まえる事なのになぁ…もぉ~」

暗くじめじめした廊下を進み、古びた木の扉を開けて数名の兵士が休息をとれる休憩室に駆け込み、汚れきったベッドに腰をついて体のあちこちを確認する。

「……これくらいの傷だったらまぁ、死んだりしないんだけどね~♪でも痛いのはやだなぁ、やっぱ気持ちいいことの方がいいよ」

ロッテル > 少し横になるが、小さな出血や痛みはまだ続いている。 魔族ゆえに回復は早い方なのだが、何か特殊な得物でも使っていたのか。

今回の傷は治りが鈍い。

「……あいたたたたー…これはもうちょっとゆっくりしとこっかぁ。…強いんだねぇ、人間も」

脇腹を押さえて蹲りながら、人間に対して感心するような言葉を吐いて、もうしばらく休息をとるのであった――

ご案内:「タナール砦」からロッテルさんが去りました。