2017/06/29 のログ
■ゼロ > 風が吹けば、その分心地がいい。
鎧は熱く蒸れる、そろそろ辛い時期になってくるが何とか出来ないだろうか。
出来るなら、既にみんなその方法をしてるんだろうなぁ、と思う。
鎧は脱ぎたいが、脱ぐと体に負担が大きい。
しかし、脱がないと暑くてそれはそれで負担が大きい、なんとかできないかな、冷たくしたりとか冷たいままであるとか。
魔術師でもない自分には想像もつかないから、うーんと悩むだけになってしまう。
そして、忘れることにする。
はふ、と軽くため息を吐き出して視線を地面から夜空へ。
綺麗な星の光に月の光、この優しいくらいの明るさが大好きだ。
見ていればそのうち眠くもなってくるしな、なんて思ってから、そういえばと考える。
夜食でも食べようかな、小腹がすいてきた気もしなくもない。
少年は、屋上のレンガに身を預け、腰掛けて夜空を眺めながら考える。
結構どうでもいいことではあるが、気は紛れるな、と。
■ゼロ > 少年は立ち上がる。
座っていても、腹は減ってくるし、一度腹が減ったと思えばなにか食いたくなる。
そうなるともう、少年の腹は食物を欲してやまなくなる。
だから、あとはといえば簡単である。
食欲が導くままに視線を砦の中に向けて、歩き始める。
交代制の食堂も、年中無休でいつでも食事ができるから。
食事を摂るために、少年は歩き始めて。
そして、砦の中に消えてくのだった。
ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。