2017/06/07 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
ゼロ > 今宵は、月明かりが薄雲に包まれ、少しばかり薄暗い。
 襲撃を受け、襲撃をして、取ったり、取られたりを繰り返す砦は、今は人間の手にある。
 魔族たちを撃退し、傭兵が、兵が、砦の整備や確認を行い、使えるものと使えないものを分けて、陣地を張ってる最中。
 少年兵は瓦礫を退けて、樽に入れて外に運び出していた。
 疲れがないかといえば嘘ではないが、傷も大したことなく、鎧の力で癒えて行く。
 腹は減っているが食堂はいま満員なので、もう少し後にしておこう。
 ということで、手持ち無沙汰な状態、交代の時間が来るまでのあいだ、瓦礫の撤去に精を出す。

 こういうふうに外と中を行き来するが、やはり、まだ色々と伝令は走り、兵士は交代で見張りを立てる。
 まだ、予断は許さない状態といえば言えるだろう。
 こういう時が、一番危ないとも言えるだろうし。

 見張りの兵士に挨拶しながら少年は廃棄物置き場へと移動し、樽にたっぷりと詰まった瓦礫(砕いて小さくしたもの)をざらざらと流し落とす。
 もう一個の樽も同じ容量でザラザラと。

ゼロ > 瓦礫を細かく砕いて樽に詰めて、外に運んでざーらざら。
 それを言ったり来たり、途中樽が軽い時に、ちょろっと食堂を覗いて空き具合を確認。
 人が減ってるようなら、食事をもらおうと考えて。
 クソ重たくなった樽を持って歩きながら考える、コレをそのまま魔族にぶつけても、案外いダメージになるんじゃないだろうか。
 樽の中はぎっしりと石材が詰まっているからそれなりに重い。
 普通にぶん殴るよりもたっぷりとした衝撃が見込まれそうだ。
 まあ、通常の武器は効かないようなタイプには意味がなさそうだが。
 じぃ、と樽を眺めても瓦礫の量は減らないし、仕事は進まないから気を取り直して、瓦礫の詰まった樽を持ち上げる。
 もっと効率のいい方法ないかな、とか。
 思考がアッチコッチ飛ぶのは、お腹が減っているせいだろうそうだろう。

 もう少し頑張ればご飯が美味しく食べられるはず。
 空腹は最高の調味料だ、そんな風に少年は自分を元気づけて歩く。

ゼロ > 行って、帰ってきて、いって、帰ってきて。
 大分がれきの量が減ってきて、落ち着いてきたところ。
 ふと、食堂を見れば人の数はかなりまばらになっている模様。
 いやっふぅ!食事にありつけるじゃありませんか。
 少年はその様子を確認すれば、空になった樽をダッシュでがれきのある場所へと持っていく。
 現場指揮している人に、食事休憩を申請して許可をもらう。
 その前に埃だらけだし、一度、自分を含む数人が使う部屋に移動して、鎧を脱いで、埃だらけの体に水をつけたタオルで拭うことにする。
 思った以上に埃まみれになっていたようだ。
 タオルがどろどろになって、桶の水がすごいことに。
 うわぁ。とかいいながら、乾いたタオルで肌を拭き直して着替えて鎧を再度身に付ける。
 仮面をつけて元通りになればよしとうなづいて。

 食堂へ移動し、食事をすることとなるのだろう。

ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。