2017/06/07 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
■ゼロ > 今宵は、月明かりが薄雲に包まれ、少しばかり薄暗い。
襲撃を受け、襲撃をして、取ったり、取られたりを繰り返す砦は、今は人間の手にある。
魔族たちを撃退し、傭兵が、兵が、砦の整備や確認を行い、使えるものと使えないものを分けて、陣地を張ってる最中。
少年兵は瓦礫を退けて、樽に入れて外に運び出していた。
疲れがないかといえば嘘ではないが、傷も大したことなく、鎧の力で癒えて行く。
腹は減っているが食堂はいま満員なので、もう少し後にしておこう。
ということで、手持ち無沙汰な状態、交代の時間が来るまでのあいだ、瓦礫の撤去に精を出す。
こういうふうに外と中を行き来するが、やはり、まだ色々と伝令は走り、兵士は交代で見張りを立てる。
まだ、予断は許さない状態といえば言えるだろう。
こういう時が、一番危ないとも言えるだろうし。
見張りの兵士に挨拶しながら少年は廃棄物置き場へと移動し、樽にたっぷりと詰まった瓦礫(砕いて小さくしたもの)をざらざらと流し落とす。
もう一個の樽も同じ容量でザラザラと。
■ゼロ > 瓦礫を細かく砕いて樽に詰めて、外に運んでざーらざら。
それを言ったり来たり、途中樽が軽い時に、ちょろっと食堂を覗いて空き具合を確認。
人が減ってるようなら、食事をもらおうと考えて。
クソ重たくなった樽を持って歩きながら考える、コレをそのまま魔族にぶつけても、案外いダメージになるんじゃないだろうか。
樽の中はぎっしりと石材が詰まっているからそれなりに重い。
普通にぶん殴るよりもたっぷりとした衝撃が見込まれそうだ。
まあ、通常の武器は効かないようなタイプには意味がなさそうだが。
じぃ、と樽を眺めても瓦礫の量は減らないし、仕事は進まないから気を取り直して、瓦礫の詰まった樽を持ち上げる。
もっと効率のいい方法ないかな、とか。
思考がアッチコッチ飛ぶのは、お腹が減っているせいだろうそうだろう。
もう少し頑張ればご飯が美味しく食べられるはず。
空腹は最高の調味料だ、そんな風に少年は自分を元気づけて歩く。
■ゼロ > 行って、帰ってきて、いって、帰ってきて。
大分がれきの量が減ってきて、落ち着いてきたところ。
ふと、食堂を見れば人の数はかなりまばらになっている模様。
いやっふぅ!食事にありつけるじゃありませんか。
少年はその様子を確認すれば、空になった樽をダッシュでがれきのある場所へと持っていく。
現場指揮している人に、食事休憩を申請して許可をもらう。
その前に埃だらけだし、一度、自分を含む数人が使う部屋に移動して、鎧を脱いで、埃だらけの体に水をつけたタオルで拭うことにする。
思った以上に埃まみれになっていたようだ。
タオルがどろどろになって、桶の水がすごいことに。
うわぁ。とかいいながら、乾いたタオルで肌を拭き直して着替えて鎧を再度身に付ける。
仮面をつけて元通りになればよしとうなづいて。
食堂へ移動し、食事をすることとなるのだろう。
ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。