2017/03/01 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
ゼロ > 今は人間側優勢で占領しているタナール砦
 傭兵は軍と共に出陣し、戻ってきた。
 結果は痛み分けというところか、不意をつけたのは良かったが、固まったところに大魔法が発動して多くの人間が吹き飛ばされた。
 その分こちらも倒したが、どっちもどっち、という所であろう。
 現に、先陣を任された傭兵部隊はほとんどが大きな怪我をしている。
 自分は鎧と仮面の治癒の魔法のおかげで平然としているが、いい具合に吹き飛ばされた。
 頭から落ちていたら死んでたかもしんないなと、分析しながら砦の門をくぐる。

 上役が報告をし、状況を確認して、生きているものは医務室に運ばれていく。
 医務室は一体どれだけのけが人を抱えているのだろうかは興味がないので、少年は移動することにする。

 傭兵として、今回の戦果を報告し報酬を受け取るために。
 金貨を受け取り、そして食堂へと移動する。

 ここで働いている間、ちゃんと食事が支給されるのがありがたい。
 なので、ほかの兵士と同じように列に並び、食事を受け取る。

ゼロ > 食事を貰ったら、少年は視線を動かす。
 正直こんな格好なので、何時でも浮いているのだ、だから、一番端とか人気の少ないところに腰を下ろして食べる事にする。
 声をかけてくれる人は、残念ながらいない、皆固まって楽しそうだったりイライラしている様子で食事をしている。
 少年はそれを眺めながら一人で食事を取るのだ。

 慣れたことであるし、食事中も仮面は外さない。
 街とかでは安全だから外してもいいだろうけれど、ここは戦場だしいつどこで何があるかわからないので外すわけには行かない。
 だからこそ、得体の知れないやつとして周りが近寄らないのだろうけれど。
 それは彼らの感覚だし、それは知ったことじゃない。
 彼らが近寄らないなら、無理に近寄る必要もない、ここは仕事場なのだ。

 もぐもぐもさもさもしゃもしゃと手早く食事を終えようと、かっこんでいく。