2017/01/02 のログ
ご案内:「タナール砦」にルヴィエラさんが現れました。
■ルヴィエラ > (――非常に、退屈であった。 館の娘達には、自分が此処へ出向くと伝えては居た物の
まさか数日も滞在する事になろうとは、流石に思いもしなかったのだ
そもそも、何故こんな事になっているのかと言えば、他でも無い
丁度用事の在った魔族が砦を占拠したと聞いて来て見れば
直後に手痛い反撃を食らい、人間側が奪還した砦内で拘束されているらしく
つまるところ、待ちぼうけを喰らっているのである
影に潜る事のできる己にとって、移動距離なぞ問題ではない、が
何せ戦況が刻一刻と変わる最前線、件の魔族が何時逃げ出して来ても可笑しくは無い為
ちょこちょこと訪れては様子を見ているといった状態
無論、砦の内部に何て入れる訳もないから、少々遠巻きの建物、其の残骸から、こっそりと、では在るけれど)。
■ルヴィエラ > (――別に、其の魔族と何か待ち合わせているとか、そう言う訳ではないし、約束が在る訳でも無い
ただ、一方的に一寸した用事が在るだけだ、が――
如何やら此処数日は人間側が大分踏ん張っているらしい、砦の防衛に成功し続けており
幾らどちらに組していないと言えど、此処で人間側の戦士やらに見つかってしまうと面倒極まりない
さて、どうした物かと建物の中、ガラスなど嵌っていない窓辺にて、砦の方向を眺めていれば
やれやれ、と、小さく肩を竦めて)
――――今宵現れなかったら、一旦引き上げか…。
(流石に、安否も知れぬ以上は、これ以上此方が危険を置かす義理も無い
自ら刻限を定めれば、薄暗闇の中、影を塗り固めた様な椅子へと腰掛けて、背凭れに身を凭れさせた)。
■ルヴィエラ > (――結局、待てども一向に変化は現れない。 今宵もまた人間側が魔族を退け、砦の上で勝ち鬨を挙げている様だ。
まぁ、逆に昼よりもこれから、夜間の方が守りきることは難しいのだろうが、そこは己のあずかり知らぬ所、か。
兎も角、収穫がないのならばこれ以上居座る竜も無し、やれやれと肩をすくめては、其の儘ずるりと、影の中に消えて――)
ご案内:「タナール砦」からルヴィエラさんが去りました。