2016/10/17 のログ
ご案内:「タナール砦」にタマモさんが現れました。
■タマモ > さて、今日はどちらが居るのやら。
そんな事を考えながら、ふわりと砦の屋上へと舞い降りる。
不思議な事に魔族も人間も居やしない。
「ふむ…事が終わった後のようじゃのぅ?」
どちらもいない状況で考えられるのは…まぁ、予想しない襲撃者に襲われて全滅、なんて感じだろう。
なんだかんだで、結構ここは力の強い者が来ると割りとあっさりと潰されてしまう、なんてよくある光景らしい。
まぁ、それはそれで助かる。
屋上から屋内へと足を踏み入れ、目指す部屋へと向かっていく。
■タマモ > 人が…いや、人じゃないが、期待して待っていたのに結局は良い報告どころか悪い報告の一つも聞きやしない。
人間達は一体何をやっているのか、そう考えずにはいられない。
だから、少し悪戯をしてやろうと考えた。
それをやるには少し足りないものがある、だからこうしてやってきたのだ。
向かう先は、この前にたまたま入った執務室。
今回はそこが元々の目的なのだから、すんなりと迷う事なく…
といきたかったが、少し迷ったのは秘密だ。
少々時間が掛かりはするも、なんとか目的の部屋の扉を前にする。
その手が扉へと触れれば、すぱーんっといつものように豪快に扉は開かれた。
■タマモ > 「…後は、それっぽい物があるかを探すだけじゃのぅ。
さてはて、見付かるかどうか…」
ずかずかと室内へと入れば、執務室に置かれた誰かさんの使っていたはずのデスクへと近付く。
その手を伸ばせば、引き出しを躊躇無く開け放ち物色をし始めた。
どうせ今は誰もいないのだ、やりたい放題である。
「むむむ…居る時に常に使うような物…あるとは思うんじゃが」
あれでもない、これでもないと荒らし続ける少女。
その姿はどう見ても…いや、言うまい。
大丈夫、今回はそちらが目的ではないのだから風呂敷包みは広げてない。
だから何だと言われたらどうしようもないが。
■タマモ > 引き出しを漁るも、出てくるのは何らかの資料という名の紙切ればかり。
後は文具の類か、うん、あんまりやってる形跡は見られないがちゃんとしたデスクではあったようだ。
なるほど、脳の中まで筋肉ではなかったのだと失礼な事を考えた。
…いや、うん、真面目にデスクワークをしている姿なんて見た事がある訳ないし?
「こうなると、どうしたものか…少しは刻の刻まれた物の一つは欲しいところじゃが…?」
ぱたん、と引き出しを閉じれば、ご立派な椅子へとぽふんっと腰を下ろす。
なかなかの座り心地である、ゆったりすると良い感じだ。
そうしながら、軽く思案を続けている。
■タマモ > …と、ふと、かくん?と首を傾げた。
この部屋の主であって、常に使う物…考えてみればあるではないか。
必ず使用をし、長い事触れ続ける物…視線は自分が座っている椅子へと向けられる。
「灯台下暗しとは、まさにこの事じゃ」
うんうんと頷き呟けば、その寛いだ格好のまま目を閉じて意識を集中し始める。
目的の相手を長く感じられる刻を持つ存在、そこから何かを引き出すように。
しばらくは、静かな沈黙が辺りを覆う事だろう。
ご案内:「タナール砦」にリィンさんが現れました。
■リィン > 毎日毎日、流血の絶えない戦場にリィンは来ていた。
人間と魔族の戦争の場所、それがこの砦だ。
リィンは救世姫として、ここの動向には敏感だった。
対魔族のための部隊の長が消えたという噂を聞けば、タナールまでやってきてしまっていた。
とはいえ、今の自分では人間の軍勢に加勢などできる能力はないのだが。
故に、せめてもと、人間の戦死者への慰霊を行っていた。
「……誰も、いない?」
人間のために奉仕するという救世姫の性質上、危険を犯しても慰霊を止めることはできない。
だが、いつもと何やら状況が違っていた。
戦闘が治まったのは確認したのだが、砦のほうに人の気配がない。また、魔族の気配もないらしかった。
そして、何やらぞくりと、背筋に震えが走る。何やら、知っている者の気配を感じたのだ。
「……中の人の慰霊も、行わないと」
自分に言い訳のように言い聞かせながら、砦の中に入る。
廊下などの戦死者に魔術をかけ、死体を尊厳有る形修復しながら奥へと進む。
砦の奥には、指揮官が使っていたらしい執務室があった。そこに脚を踏み入れれば――
「……あ、貴女、は……ここで、何を?」
そこにいたのは何度か遭遇している女性だった。
自身にも跳ね返ってきそうな問いを、執務室の中の椅子に座っていた人物に尋ねる。
彼女を見れば身が震え、首元のスカーフを握る。スカーフの下には自身では外せない首輪がはめられていた。
瞑想のようなことをしているようだったが、リィンはそれを知らないため、驚いて思わずそう声を上げた。
■タマモ > 誰かがこの砦に入り込む、その時点ですでに存在に気付いていた。
だが、何が目的かは知らないがあっちをこっちをふらふらと動いている様子。
そうしている間に、こちらはやるべき事を終えていた。
思った通りの、探していた相手の過去の刻を得られ満足げに頷く。
さて、後は侵入者がここに辿り着くのを待つだけだ。
その相手がここへとゆっくりとだが、近付いてきているのは分かっていた。
そして、その相手はこの執務室へと到達する。
ここまで来れば、相手の呟きからやってきているのがある少女だとまで知っていた。
開いたままの扉を抜けて、その少女がやって来る。
問われる言葉に、こう…思わせ気にゆっくりと目を開く。
「誰かと思えば…久しいのぅ?
むしろ、それは妾も言える事と思えるのじゃが、どうじゃろう?」
よいせ、と体を起こして少女を見遣る。
視線に入る少女の手が、首元をどこか隠すようにしているスカーフに触れていた。
そこに何があるのか、知っているからこそ…意味ありげに、くすりと笑う。
■リィン > 「……そう、ですね」
タマモと対峙し、その意味ありげな笑みに頬を染める。久しいな、という言葉には静かに頷いた。
以前に遭遇したときのことを思い出した。というより、首輪を見るたびに思い出してはいたのだが。
外の惨状を見て、一瞬、もしかしたら彼女がこれを? とも想像した。
リィンにとっては、タマモの正体は未だよくわからない。魔族に親しいものとは想像しているのだが。
しかし、以前に見たような凶暴性は見られず、どうやら自分と同じく後から来たらしい。
「私は、その……魔族と人間との戦いがあったと聞いて加勢を……いえ。
戦死者の慰霊などに、来ていました。きゅ、救世姫として」
救世姫として。以前タマモには救世姫という存在の別の意味を教え込まれたのだが、
まだそれを完全には認めていないという態度を示す。あくまで世界を、人を救うという名目で旅を続けていると。
「……貴女は、何を? ここに用事が有るような人には、見えない、ですけど」
スカーフの上から首輪を弄る。
彼女に会えたのだから、なんとかこれを外して貰おうと言うつもりではあった。
だが、その言葉がうまく出てこない。
■タマモ > 言葉短く返す少女。
次の言葉が出るまでに間が空いているのは、色々と考えを巡らせている、といった感じだろう。
紡がれる次の言葉を聞けば、自然と笑いが込上げる。
「ほほぅ…加勢に、慰霊とな?
ふふ…救世姫としてならば、こうも誰も居らん場所で残念ではないものかのぅ?
いや、違うか…こうして妾を前にしたのじゃ、内心喜んでおるのではないか?ん?」
そう、出会うたびに可愛らしい姿を見せる少女。
偉そうな名乗りをあげてはいるが、その内にあるものはどうしようもないくらに…まぁ、実際にどうかは気にするつもりもない。
いまだ認めぬ己の立場を見せる態度に対し、さらりとそれを否定する言葉を投げ掛ける。
「さて、妾には妾で考える事もあるものじゃ。
それを言ったところで…まぁ、理解は出来るものではないじゃろう、気にするな」
…単に思い付いた悪戯をしたいだけ。さすがにそれを正直には言えず、誤魔化した。
と、少女は先程からずっとその手が首元を触れている。
そこにあるものは、よく覚えているものだ…きっと与えたものを忘れずにいる事だろう事は、それで確信していた。
そして忘れずにいるならば、あの時の事はずっと頭の中に浮かび続けていたのだろうと。
では、こうしたらどう反応するか…そう思えば、ゆっくりと椅子から腰を上げる。
そのまま、少女へと歩み寄ってみようとも考えながら。
■リィン > 「私は救世姫、ですから。魔族を倒すために旅を続けています。
なっ……! ち、ちが、違い、ます! ざ、残念だ、なんて……!!
そ、それに、喜んでなども、いません! あの時のことは、違う、んです……」
相手の言葉の意味を理解しているからこそ、更に頬は好調していく。
首輪に刻まれた文言が何よりそれをよく表していた。
しかし、それを認めてしまうわけにもいかない。
認めてしまえば、自分が辱められることを期待してここに来た、ということになってしまう。
だが、リィンの救世姫としての言葉もあっさり否定される。
リィンもその言葉に対してあまり強く言い返せないのは、彼女の前で散々に見せた痴態を覚えているからだ。
「も、もし貴女が魔族なら、私は、戦わない、と……」
相手の答えに対してそのように言う。彼女が何か企んでいたのではないか、と。
だがそれも確証があるわけではない。というより、強気な態度を見せていなければ、という思いのためにそういう態度を取る。
「ひ、いっ……ぁ、ああっ……こ、来ないで、くださいっ……!!」
彼女が椅子から立ち上がっただけで、まだ何もされていないのに、大きく体を震わせ、
息を荒くする。そのまま、以前よりも更に短くなったスカートを片手で抑えた。
彼女の挙動一つで、体が以前のことを思い出してしまうのだ。
■タマモ > 「そう、お主は救世姫じゃ。
御託なんぞはどうでも良い、妾が聞きたいのはお主がはっきりと認識しておる救世姫がどうあるものかじゃぞ?
ほれ、妾の前じゃろう、ちゃんと答えてみようかのぅ?」
どうせ、まだ認めていないなんて無駄な抵抗をしているのだろう事はすぐに理解出来ていた。
だから、無駄な言い訳を聞く気はない。
与えた力が残っているのだ、こうして強く求めれば…少女は正しい答えを口にしてしまうだろうと思う。
「妾は妖、前に教えてやったじゃろうに?
まぁ…人間から見れば化け物との違いも分からんじゃろう、戦うべき存在と考えるやもしれんな?
じゃが…」
戦う意思を見せる少女に、逆にそれを楽しむように魔族ではないが戦うべき相手かもしれないとあっさり答える。
だが、少女のこの態度が姿勢だけというのも…よく知っている。
近付きながら、その言葉の続きを紡ぐ。
「お主は戦わぬ、お主が妾にすべき事は…お主自身が良く分かっておる事じゃろう。
さぁ…妾の前で、救世姫のあるべき姿を良く見せよ」
少女のすぐ前で、その足を止める。
まずこちらからと手を出したりはしない、そうする必要はないのだと考えているからだ。
ただ、少女の次の動きを見詰め続けていた。
■リィン > タマモの近くにさえいなければ、まだ自身が信じる救世姫としての務めは果たすことができる。
救世姫は世界を救うために身を捧げ、邪悪な存在を滅ぼすもの。
しかし、それは彼女の前で何度も否定された。その証の首輪も、残っている。
そして、強く答えを求められれば、びくん、と体が跳ねる。
抵抗しようとしても抵抗できない。
彼女の呪詛が体を縛る。自分が何であるかを教え込まれた記憶が頭の中で反響する。
「わ、私、は……」
救世姫として、魔族は滅ぼさなければならない。
タマモは妖というものの、リィンにはその違いははっきりとわからない。
そのために戦う姿勢を見せても、タマモは動じない。
リィンが次に何をするか知っている、かのように。
「は、い……」
リィンは、構えを解き、スカーフを手で引いて地に落とす。
その首にはタマモによってつけられた首輪があった。
『マゾ変態の淫乱肉便器 救世姫リィン ご自由に使って下さい』
そんな文言が刻まれたプレートがそこに下げられている。
「私、は、救世姫、リィンは、マ、マゾで変態の、淫乱肉便器、です。
救世姫は、みんなに自由に使われて、辱められる、ひ、姫、です……。
……誰がに、どんなことをされても、いわれ、ても……ぜ、全部に応え、ま、すっ……。
貴女に教えられたこと、忘れま、せんっ……逆らうことは、ありま、せ、んっ……!」
リィンは顔を真っ赤にしつつそう宣言した。以前にそう宣言したように。
法衣の前を開き、短いスカートを手でまくり上げる。
脚を開き、薄い下着を露わにし、腰を突き出す。
そこは、既にひどく濡れてしまっていた。
「お、お仕置きされたくて、変なことを、言って、しまい、ましたっ……」
心に刻まれた淫らな本性から逃れられない。
ダメだ、と心の中で叫んでも、リィンは止まれなかった。
■タマモ > いくらでも正しいと言えるべき事を考える事は出来るだろう。
いくらでも救世姫としての己の考えを思う事も出来るだろう。
そう、頭の中に思い描く姿は何も縛らぬ自由なものだ。
だが、それだけだ。その考えや思い通りの現実は迎えられない。
少し強く押してやり、後はただ見ているだけ。
それだけで少女の抵抗はあっさりと折れ、いつもの少女の姿を晒す。
くすくすと笑い、それを褒めるように伸びる手が少女の頬を撫でる。
「そうかそうか、お仕置きがどんなものか…前にちゃんと教えてやったと言うのにのぅ?
では、そのお仕置きをしてやらねばならんな?」
さて、そのお仕置きを少女はちゃんと覚えているだろうか?
笑みを浮かべたまま、自ら痴態を晒す少女の体に空いた手が伸びる。
せっかく突き出しているのだ、その指先は突き出す腰、濡れた下着の上から軽く秘所に触れる。
くちゅくちゅとわざと音を立てるように、だが、刺激は焦らすように弱いもので。
そうして少女を弄りながら、じわりと力が流れ込む。
言葉にはしない、覚えているならば良し、忘れているならば理解もさせない。
その力は少女から絶頂という辿り着く場所を奪うものだった。
■リィン > 「あ、ぁあ、だ、だ、めっ……!」
自ら痴態を晒し、卑猥な言葉を放つ。
卑猥な文言の書かれた首輪などをつけられて、屈辱のはずだ。
次に会えば、なんとしてもそれを解くようにと迫るつもりだった。
しかし、彼女を目の前にし、言葉を少しかけられただけでもう折れてしまった。
以前に宣言したときから、もう戻れないのはわかっていたはずなのに。
また彼女の前に姿を現してしまったのだ。
「ひぅ、あ、やっ……! 音、立てない、でくだ、さっ……!」
タマモの手がリィンの突き出された腰に、下着越しの秘所に伸びる。
指がそこに触れて、卑猥に音を立てる。
だが、リィンが期待したような、激しく犯されるという行為ではなかった。
肉便器として躾けられた体は無意識にそれを望んでしまうが、これはお仕置きなのである。
力を流し込まれ、絶頂という至る先を奪われてしまう。
リィンは興奮のあまり忘れていた。彼女のいうお仕置きが、それであることを。
リィンの腰は、独りでに動いていく。
■タマモ > 「ふふ…お主には、今一度たっぷりと躾を与えねばならんか…のぅ?」
返す言葉を紡ぎながら、更に顔を寄せる。
鼻先が触れる程に近い距離、瞳と瞳が真っ直ぐに向き合う。
ぬらりと開いた唇から伸びる舌先は、少女の唇の寸前で止まった。
それは、またも少女から求めさせる為のもの。
少女がその舌を求めるように唇を押し付けねば、そのまま何もしないのだと理解出来るか。
「………」
次々と出る少女からの否定や制止を求める言葉。
すっと目を細められれば、音を立て秘所を弄る指先が一旦離れ、ぎちぃっと的確に下着の上から陰核を強く抓り上げた。
そうするなと、そんな言葉も与えてやらない。少女が自ら自覚するのみである。
こうして、救世姫の躾は始まった。
それがどれほどのものになるのか…それは、少女次第だろう。
ご案内:「タナール砦」からリィンさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からタマモさんが去りました。