2016/08/11 のログ
ご案内:「タナール砦」にエドヴェルトさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にアデラさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」からアデラさんが去りました。
エドヴェルト > 荒涼とした地にそびえる砦には人の気配も魔族の気配もない
束の間の休戦か、静けさに包まれた砦にも未だ戦いの残り香が漂い、
至る所に人間の、そして魔物の死体が転がっている…

そんな砦の外城壁をゆっくりと歩む影が1つ
時折、人間とも魔族とも知れぬような躯の脇で足を止めると身に着けている物を手に取っては破棄していく

「ここが人類と魔族の最前線…北からは魔物の犇めき合う吐息…
 南からは鋼鉄に身を包んだ人間の進む音…開戦前夜といった所か…」

もう間もなく、ここは戦場になる
そんなタイミングに観光気分で躯の持つ刀剣を吟味しているのだから盗人と言われても仕方ない
そんな中、美しい彫刻の施された鞘を腰につけた躯を見出し、肝心の剣がどこにあるか、と
あたりを見渡せば、脇腹にぐさり、とサーベルが刺さり前のめりに倒れた死体を見つけ
死体に近づけば、ぐっ、とサーベルを引き抜き刀身に付いた付着物を振り払うがごとく、びゅん、と
強く振り下ろす

「華美過ぎず、それでいて品がある…とでもいうかな?
 実用に耐えるかは怪しいが…ボンボンが持つには上等という所かな?」

あの世にまで武器は持ってはいけないだろう
と、鞘の方も回収すればサーベルを収める。ナックルガードも華奢ではあるが見栄えは良い
ふむ、と鼻を鳴らせば一先ずそれを手にもうしばらく探索するつもりで外城壁を歩く

エドヴェルト > 「こんなものか…さて、巻き込まれる前にさっさと逃げるか」

折れた槍の柄を手に取ればひょい、と外壁から飛び降りる
地面に激突する寸前に外壁に槍の柄を突き刺し、勢いを殺せばフードを目深にかぶり直し、
王国領の方向へ向かって歩いて行くのだった

ご案内:「タナール砦」からエドヴェルトさんが去りました。