2016/06/08 のログ
ご案内:「タナール砦」にクロイツさんが現れました。
クロイツ > 魔族軍と王国軍が常に争い奪い合うタナール砦。
現在の主は先日の戦いで勝利をした王国軍が居座り、奪還にと襲撃を行う魔族軍に対抗している。

そんな戦いの真っ最中の砦の城壁、その一角に真っ黒なマントで身を包み眼下の争いを見下ろす小柄な姿。
時折に流れ矢や魔法が飛来するのを器用に避けては戦いを笑みを浮かべて見下ろす。

「どっちも頑張ってるよね。今回はどっちが勝つのかな。人間かな、魔族かな…」

砦を守ろうと必死に戦う王国軍に奪還の為と襲い掛かる魔族軍。
いつもならばどちらかについて戦うのだが今回は完全に観客と言った様子で眼下の光景を楽しむ。
少なくとも急な乱入者でもない限りは参戦はしないつもりで

クロイツ > 互角と言っていい攻防を眺め楽しんでいたがその時に魔族軍側から砦に向かい眩しい閃光と共に何が飛来し門の辺りで爆音と炎が上がる。
その攻撃に狼狽する王国軍を蹂躙するべく突き進む魔族軍を見れば思わず感心したように身を乗り出す。

「あんな隠し玉があったんだね。門も…あー、半分傾いてる。どうなるのかな、これ」

攻撃で穴の開いた防衛線になだれ込む魔族軍を防ごうと陣を引き直す王国軍。
これからが楽しくなると次はどちらがどんな手を使うのかなと楽しみだと笑みを浮かべて戦況を眺める。

クロイツ > どうやら完全に魔族軍が押し始めた様子。
段々と戦いの音が大きくなり始めここに向かう為に通る通路にまで戦う影が見え始める。

「そろそろ着ちゃうかな。それだと流石に面倒だよね」

今日はあくまで眺めるだけで参戦するつもりはなく。
これ以上騒ぎが近くなれば嫌でも巻き込まれる。
そう考え隠れられそうな場所を探すが近くにある筈もなく……。

「しかたないか。この高さは流石に痛いんだよ…」

隠れる事も出来なければ逃げるしかない。そう考えれば異を決して城壁から下へと一気に飛び降り。

流石に我慢できない悲鳴を上げて乱戦の中を闇に紛れて姿をくらませる。

ご案内:「タナール砦」からクロイツさんが去りました。