2016/04/06 のログ
ご案内:「タナール砦」にクライブさんが現れました。
クライブ > 激戦の空気が冷めやらないタナール砦の外壁の一角。ランタンを片手に砦の外を眺める男の姿。
あまり明るいとは言えない明かりだけを頼りに砦を攻め、追い払われた魔族の残党がもう一度せめて来ないかの警戒を続ける。
遠くを見れば同じように頼りない明かりが見え、その全てが自分と同じような傭兵であり。

「勝ち戦に乗ったのはいいがな…」

本来なら正規軍がするはずの仕事をする傍らにため息を吐き、外壁の内側。中で焚かれる火の周囲に集まる多くの兵士。その中心には捕虜として捕まった女魔族の姿が見え…要はお楽しみの最中の兵士の代わりに見回りをしている今に面倒そうにして。

「ったく、バカ騒ぎしやがって…早く変われってんだ」

もっとも変わっても女にあり付けるとは限らない。ならば早々に休むかもう一度攻めて来いと危ない事を頭に浮かべて見回りを続ける。

ご案内:「タナール砦」にクラリッサさんが現れました。
クラリッサ > またタナール砦で戦闘が行われたようなので様子を見にやってきたはいいがもうすでに終わっているようで。

「この調子だと負けてますね」
ここは緩衝地帯として適度に勝ったり負けたりでいいのだがどうも人間は捕虜を持つのが趣味としか思えないほどやたら捕虜を凌辱するのでやむを得ず回収にやってきた。

「すみませ~ん、そろそろ撤退して捕虜の魔族の方を解放してほしいんですけど」
砦の前で大声を出して呼びかける、たった一人で。

クライブ > 何度か外壁の上を行き来しいい加減に下のバカ騒ぎを拳で収めて無理やりにでも交代するかと考えだす頃。外を照らす灯りの中にたった一人の人影を発見しそちらを見据える。

パッと見れば修道服という姿にどこかの教会のシスターでも見たのかと思う。
何をするのかと思えば、捕虜を解放して撤退するようにという言葉か聞こえ正気かと見ていれば判断に困った傭兵仲間が近寄ってくる。

「どうするって行くしかねえだろ。それが仕事なんだしな。誰か士官の一人でも捕まえてこい。俺たちはいくぞ」

平和ボケの修道女なら追い払えばいい、もし敵対するならその時はと念のために数人を引き連れ内から外壁を降り外壁の外。女がよく見える場所に降り立ち。

「こんな所にシスターが何の用だ。まさかその言葉の事をさせるためにきたのか?」

目視できる範囲には一人だけの姿、周囲を警戒し剣はまだ抜かずに出方を見ながら問いかける

クラリッサ > 「はい、言葉通りの意味ですよ~」

どうも自分は思ったより知名度が低いらしく普通のシスターと思われているようで

「追撃とか後ろから撃つ気はありませんので捕虜はちゃんと生かして返してくださいね、凌辱はやってしまったものはしょうがないので今すぐやめていただければ大目に見ます~」

しばし考えて名乗った方がいいかもしれないと判断してにこりと微笑んだ後

「申し遅れました、私はクラリッサと申します、一応魔王なんですけど~お返事はどうでしょうか?」

クライブ > 本当にそのために来たというシスターに見える女の言葉に仲間は笑い声をあげるが男は笑う事もせずに警戒をしたまま女を見据え。

「俺としちゃもう少し楽しみたい所じゃあるがもう仕事も終わったしな。それでもかまわねえんだがそういうのは軍のやつに言ってくれ。雇われ傭兵に言われてもどうにもできねえよ」

大層な物言いに笑いを止め殺気立つ仲間を抑えるように片手をあげ、早く士官を連れてこいともう一人を中にと追いやり。
続いた言葉にその物言いも納得してしまう。

「魔王ね。それならその物言いも納得はできるか」

思ったよりも大物が出たと楽しそうな笑みを浮かべ。そうする間にやっと雇い主に使える下っ端。バカ騒ぎの元である士官がやって来て状況を伝え…
案の定、そんな言葉は飲めるかと声をあげる姿を一目見て、女にだそうだという様に肩を竦める

クラリッサ > 「雇われ傭兵にしては…なかなかお強そうですが」
長年生きてきているせいか実力のある人間は判別できる。
この傭兵は少なくとも並以上の力は持っている。

そしてしばらくすると拒否の返事が着て同じように肩を竦める

「あなたの上官は無能ですね、それとも伝言ゲームで失敗でもしましたか?」
そう言うとまるで酒場で酒とつまみを頼むかのようなノリで

「じゃあとりあえず…2000で突撃です」
クラリッサが2000体地中から現れてタナール砦に突撃をかけた