2015/10/28 のログ
ご案内:「タナール砦」にオーギュストさんが現れました。
オーギュスト > いつものタナール砦攻防戦。
オーギュストは砲兵隊の調子を見る。

ようやく稼働率は80%を超えた所か。命中率も上がっては来ている。
が、実戦で効果が上がるまでは、あとひとつ足りない。

「――こいつを野戦で使えればなぁ」

強大な魔族の戦列。それを崩すのに使えれば、この新兵器は化ける。
オーギュストにはその確信があるのだが、この命中精度、稼働率では、まだまだ信用するには足りない。

オーギュスト > 戦術レベルではあるが、砲兵と竜騎兵を使った戦術の構想がオーギュストにはあった。

すなわち、最初に竜騎兵を使い相手を偵察。布陣や行軍方向などの情報を得る。
次に砲兵隊を使い、相手の戦力の集中する場所へ制圧射撃、相手の戦列を崩す。
そして竜騎兵を投入、崩れた相手の戦列をずたずたに引き裂き、歩兵軍が包囲、掃討する。

「砲兵による面制圧と竜騎兵による突撃、分断……
俺にもうちっと予算があればなぁ」

嘆息するオーギュストの目の前で、タナール砦攻防戦は佳境に入る。

オーギュスト > 「――って、行くか」

いつも通り、オーギュストは後詰を率いて砦に突入。
彼は常に陣頭に立つ。
それが、このゴロつき同然の第七師団を統率する唯一の方法であった。

「おら、勝手知ったる場所だろうが!
もたもたすんな!」

一隊を率い、司令部へ。

オーギュスト > 司令部の魔族は既に逃げ出した後だった。
溜息を吐き、オーギュストは撤収を命じる。
今回は砲兵隊が一緒だ、鈍重な彼らが居る中、長居は無用である。

こうしてもう何度目か分からないが、タナール砦は人族に奪還された。

ご案内:「タナール砦」からオーギュストさんが去りました。