2023/07/24 のログ
ご案内:「無名遺跡」にリーゼさんが現れました。
リーゼ > 最近見つかったばかりの遺跡は連日数多くの冒険者が入り浸っている。
少女のまたそんなうちのひとり。
あまり人が立ち入ってなさそうな通路を選んで奥へと進んでいく。

途中、宝箱をいくつか見つけるも、そのどれもが既に漁られた後ばかり。
いい加減、モチベーションも低空飛行から、掘削作業に切り替えようかという勢いで落ちてしまっていて。
そんなだから、壁の隅に隠された通路の奥に、まだ開いていない宝箱を見つけた時のテンションの上がり方は、まさにウナギ昇りだった。

「やっ―――――」

ガッツポーズとともに、叫び出しそうになってどうにかそれを飲み込んだ。
誰かが此処にやってきたら、宝箱の中身を盗られてしまうかもしれない。
口元を抑えて、何度も深呼吸を繰り返し。
そっとその蓋に手を掛ける。鍵が掛かっているなら、開きはしないだろう。
そちらの方が期待度は高まるというものだけど、罠があるという可能性はすっかりすっ飛んでしまっていて。

ご案内:「無名遺跡」にランバルディアさんが現れました。
ランバルディア > 話題の遺跡探索へ、幾らかの冒険者を募ってやってきた。
地味に費用のかかる糧食の準備と、それから治癒の面倒を見る代わりに見つかったアイテムから一つを頂く――という契約。
駆け出しやソロに自信のない冒険者には、もってこいの依頼だろう。
手を出すかという問題はさておき、囲った冒険者の面々が女性だけというのはこの国ではいいっこナシだろう。

そんなわけで、狭苦しい隠し通路に気付けたのは全くの偶然で、ましてやそこに顔見知りがいるだなどと知るはずもなかった。


――少女が意気込んで開いた宝箱からは、勢いよく大量の桃色煙が溢れ瞬く間に通路を満たして空間を包んだ。

そんな如何にもな桃色の煙が漏れ出していたのを連れの冒険者が見つけたのが、隠し通路発見の要因。
大方、媚薬の煙をたっぷりと吸い込んで蹲る無用心な探索者を手籠めに連れ帰ろうという、淫魔の罠だろう。
思わぬ遭遇に口端が歪むのを隠すべく、ハンカチを口に当てて近づいた。
だいぶ薄くはなったようだが、まだ通路に充満する桃色の煙を避けていると、そうも見える。
見知った紅髪の後ろ姿を見つけた時点で、連れの冒険者には通路の外で邪魔が入らぬように願った。

約束の『ひとつ』はこれでいい。
そう言ってやれば、取り分が減らない上に自分が『ご馳走』にならないと踏んだ冒険者は快諾し、見張りへ向かった。

「――――おい、大丈夫か?」

白々しく、手が届くかどうかという距離から呼びかける。

リーゼ > 「きゃっ!? え、わ、罠……!?」

これでもかというくらいに完全に失念していたソレの存在を今更のように思い出す。
けれど時すでに遅し。
目の前にぶわっと広がる桃色の煙にあっという間に狭い空間が満たされてしまう。

「ちょ……まさか毒ガスじゃ……!?」

慌てて口元を抑えたものの、どことなく甘い香りが鼻先を擽った。
その途端、ドクンと心臓がひとつ大きく跳ねる。
じわりと身体の奥から熱が滲んでくる。
これはまずいやつだと認識するのも束の間、膝から力が抜けてしまって。

「んっ……や……ふぁ………ダメ……」

甘い声が漏れだすまでに、さほど時間はかからなかった。
噴き出した煙は幾分収まったはずなのに、まだ目の前が霞んでいるようにも思え。
誰かが呼んでいるような気もするのだけれど、今はそれがどんな相手であろうと良くない。
こっちに来るなという懇願に近い思いを込めて、甘く響く声を紡ぎ。

ランバルディア > 遺跡群でこんな色の煙の罠の正体なんて、ちょっと潜ったことがあれば知れている。
ごくごく稀に、媚薬の振りをしてもっとタチの悪い罠の場合もある。
それでも近づいてくる相手なんて、間違いなくロクなものじゃない。
それが自分であったのが少女にとっては幸か不幸か、知らないけれど。
自分にとっては高価なアイテムよりこの状況に居合わせられた方が、何倍も幸いと断言できる。

「ロクに返事もできてないクセに強がんな、っと……そら、みせてみろ」

煙を払う形ばかりの仕草を見せながら、ずかずかと歩み寄り。
気遣うように肩を抱いて、横から顔を覗く。

「……ぁ?……なんだ、リーゼじゃねえか」

今気づいた、とばかりの知った声を聞かせて、愉悦の笑みに歪む口端ももう隠せない。
霞んだ視界に、白衣と見覚えのある顔を認識できるだろうか。
肩ではなく腰を、気安く腕を回して支えながら。耳元へ筒を作り、だいじょうぶか、と低く秘事のように囁き。

リーゼ > 「ひゃぅ……っ!?」

軽く肩を抱かれただけで、全身に甘い痺れが巡る。
まだ理性は辛うじて残ってはいるものの、身体が疼いて仕方がない。
ぼんやりした視界の端から、見知った顔が覗き。

「ふぁ……ダメ……今は、ほんとに……」

耳元で響く低い声音。
ただそれだけでゾクゾクと身体中が反応してしまう。
そのもどかしさにもじもじと身体をくねらせて。

もしも誰もいなければ、自らの指で慰めていただろう。
けれどその誰かが見知った相手であれば、どうなるか。
しかも肌を重ねたこともある相手となれば、自制も効きようがなく。

「や……ダメ、なのに……んっ……」

こんな場所でダメと分かっているのに、物欲しげな瞳で相手を見上げてしまい。

ランバルディア > 「……あー、あぁ、……リーゼこそちゃんと警戒しなきゃダメじゃねえか」

腰に回した腕を伸ばして、熱を籠らせているだろう下腹を撫で回して慰めながら。
愛らしく捩る身体を片腕で強引に抱き竦めておいて、宝箱をみる。
通路の天井、角、辺りを見回してそれ以上の罠が飛び出してこないのを確認する。

それから、わかりやすい瞳を寄越す少女に獣欲を湛えた瞳で見つめ返して。
挨拶代わり、と何事かを訴えて薄く開いた唇を奪う。
優しく重ねて自身の体温を伝えるだけして、離す。

「雑に犯させるなんざもったいない可愛さしてんだから……もーちょい、きをつけろよ?」

尤もらしいことを言いながら、抱く腕は少女の肢体を這わす。
その手は肌の柔さを堪能すると共に装備した剣だの、防具だのの留め具を外してその場へ落とさせて。
少なからず同じ煙を吸ってみせた以上は自然な筈の、少女を犯す為の熱の塊を背中に押し付けて煽る。

リーゼ > 下腹部を撫でられると、身体の疼きが耐えがたいものになっていく。
もっと、もっと、と身体が訴えてくるままに、その手の動きに合わせて腰をくねらせる。

「んんっ……それは、うぅ……だって、やっと宝箱、見つけたから……
 んっ、ちゅ……ふぁ……」

言い訳を紡ぐ唇を塞がれてしまうと、くてりと全身から力が抜けてしまう。
これが荒々しいものなら、まだ少しくらいは抵抗したかもしれない。
けれど優しく重ねるだけの甘い口づけは、抵抗という選択肢さえ与えてはくれず。

「んっ……ふぁ……はぁ……う、うん……
 ランバルディアさんは……雑に……しない、よね…?」

器用に装備を外していく手に身体をまさぐられ、甘い吐息が漏れてしまう。
相手もその気なのは、背中に当たるものの硬さで伝わってきているから、
潤んだ瞳を相手へと向け、もっととキスをせがみ。

ランバルディア > 背後から抱き竦めたちいさな身体の重みを胸板に受け止める。
崩れ落ちても抱き留める力強さを腕で示しながら、無骨な指先では臍下を叩く。
一見は子供を宥めるような手付きだが、少女の子宮を刺激するつもりのノックであって。

「そりゃあ、……もう、……お前のだいすきなキス多めの、……ん、
 じっくりおなかに染み込ますセックス、で、……はらいっぱいにしてやるよ、」

甘く女の香りが滲む、短い襟足や、耳へと言葉通りにキスの雨を施しながら。
かつて一夜で徴まで浮かべて尽くしてくれた少女を無碍に扱う気はないと、言って聞かせる。
装備を残らず地面へ落としきり、後はちょっと魔法が使えるだけの愛らしい少女だ。
その手を引いて体ごとで振り向かせて、改めて正面から腰に腕を回して抱きしめてやる。

少女の身体にじっくりとその味を刻みつけてある男の欲望を、今度はお腹へと伝えて。
せがまれた通り、順序良く唇へ唇を重ねさせるところから、もう一度。

「……ン、ぁ、……雑にはしねぇけど、……ちっと乱暴には、なるかも、なあ……?」

首を傾いで唇を噛み合わせて、ちろちろと舌を伸ばして舌先を交わりに誘う。
今の少女の姿を相手に、いざ繋がり始めた後に自制が出来る気はしない。
つまり、重ねて同じ気持ちだと嘯いて。通路に舌を撚り合わす音を響かせていって。
右手を引き上げ、すり、と乳首へ爪先を引っ掛けにいく。

ご案内:「無名遺跡」からリーゼさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からランバルディアさんが去りました。