2023/07/06 のログ
ご案内:「無名遺跡」にクレイドルさんが現れました。
■クレイドル > 無名遺跡。浅層。
さして手強い怪物達も居ないが、その代わりに財宝などの実入りも乏しい場所。
灯されている薄明りだけに満ちて草臥れた古い回廊に、女が一人立ち入っている。
そしてそれを迎え撃つ事になった怪物も。
「ん…っ♪ん、んん……っ♪」
くぐもった嬌声が他に誰も居ない閉所暗所に響き渡っていた。
悲痛の一切も匂わせず、寧ろそこに唸るように被さる怪物の声こそ戸惑い悲嘆に暮れている。
鬼のようなむくつけき風貌の巨体は今や回廊端に崩れ落ちるようにへたり込み。
そこに埋まるようにして屈み込んでいる女の形をした同類の化生に貪り尽くされていた。
反り返った歪な陰茎を口一杯に頬張り、喉にまで迎え入れるイマラチオの口淫。
口腔だけではなく、食道にまで及ぶ器官全ては下手な娼婦よりも巧みに締め付け。
文字通りに腰が抜けるような快感に何度も怪物の太い足はじたばたと堅い床面を蹴りつけている。
「……んっふ…♡もっろ、でふわ…♡」
顎が外れそうな程の巨根を易々と咥え込んで回らぬ呂律ながら、言葉遣いには一切の苦味も無い。
二股に分かたれたスプリットタンは蛇のように長くぬるりとイキり勃たせた竿に巻き付き、
滴り落ちる唾液のローションに塗れた睾丸を飴玉のようにてろてろに舐めしゃぶっている。
びゅぶ、と、情けない音を立てて怪物から放たれた射精は、もう何度も行われているその証に。
座しているお互いの居る床面には白い水たまりが広がってしまっている。
■クレイドル > 「んぐっ♡んっ~~っ♡」
じゅるるる♡異様にねちっこい音を立てて吐き出された精の味はとうに薄い。
菜種から徹底的に油を搾り出すかの如くに吸い上げたそれを丸呑みにごっくりと飲み込んだ。
筋骨逞しかった目の前の相手は蓄えた栄養全てを精に転換されてしまい、
肝臓のグリコーゲンから脂肪、果ては筋肉まで精液の材料とされて見る影もなくやせ衰えてしまっている。
最早何度細った竿の根をいじくっても臨戦状態にならない事を確認すると、膝を緩慢とその場より起こした。
「ご馳走様ですわ…♡ご安心なさいまし…♡貴方の精もわたくし、有効活用させて頂きましてよ…♡」
ウィンプルから食み出し垂れ下がっていた長い髪の毛を手袋で掻き上げながら。
ブロンドのつややかな髪房も液溜りに浸っていたというのに僅かな汚れすらも無い。
人の形は仮初でしかなく、全身全てが捕食器官である証拠。
口元をハンケチで丁寧に拭き取った後に、満足そうに自らの腹を軽く手で撫で付ける。
そしてミイラ寸前に草臥れ切ってしまった犠牲者を置いて、あたかも散歩のような足運びで周囲を歩き出す。
かつん、かつん、と、踏み鳴らすブーツの音を伴わせるそれは人のそれだが、本質は獲物を探し求める怪物の徘徊と大差も無い。
ご案内:「無名遺跡」からクレイドルさんが去りました。