2023/05/28 のログ
ご案内:「無名遺跡」にリオンさんが現れました。
■リオン > 顔に落ちる水滴で気が付けば自身のランタンの明かりだけが照らし出す空間で気を失っていたようで、後頭部に痛みを感じながら体を起こせば腰まで水の中に居ることに気付いて。上を見上げれば自身が落ちてきたであろうい大穴が開いており、水と泥で大怪我にはならなかったが、とても頭上から登れそうもない
「…ん、痛い、です。ここは、そうか、私、確か依頼人を見つけて…」
曖昧な記憶を辿ると遺跡の一角で大漁に沸いたレイスが邪魔で調査が進まないから払って欲しいと依頼を受け、珍しく迷わずに調査隊を見つけた瞬間に床を踏み抜いて落下したのだ。
とりあえずこのまま水の中で立ち尽くしていてもしょうがない、石造りの通路をランタンで照らせば奥へと続いているようで、どこかに上層へと上がる場所があるかもしれないととりあえず勘を頼りに進んでみようと歩きだして
■リオン > 通路の奥へ奥へと進んでいくも膝下まである水位に靴が歩くたびに水を汲んでしまい重く、少し歩いて諦めたのか靴を脱いで中に溜まった水を捨てればそこからは裸足で進んでいく。代り映えしない通路は方向感覚を狂わされそうだが、もとより方向さえわからなければあてずっぽうに進むしかなくて
地上を目指して進まなければいけないはずが通路の傾斜は下へと傾いており、しばらく歩いてから階を下がっていることに気付いて戻ろうとするも何度も同じ場所をグルグルと回ってしまうこととなり、どうしたものかと暫し考えて何かを思いついたのか、ランタンをユラユラと揺らしながら言霊を紡いでゆく
「揺れる 揺れる 灯篭の灯よ 揺らぐ炎は針となり 闇に迷える子羊照らし 太陽へと還らん」
言葉を言い終えればランタンから分かれた炎が太陽を目指して目の前を揺らぎながら先導し始め、空へと還ろうとする炎についていくように水音を立てながら進んでいけば段々と昇り傾斜となり、水もくるぶし上程まで減ってきており、確実に上階へと近づいていることが実感できるか
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。