2023/05/20 のログ
ご案内:「無名遺跡」にドラゴン・ジーンさんが現れました。
■ドラゴン・ジーン > 昼夜の関係も無い、閉ざされた無名遺跡の底にてそれは潜んでいる。朗々と照らし付けて来るのは何者かが敷設した魔力照明の灯火だ。延々とひた続く回廊の彼処において悍ましい怪物達が跋扈しているのをその気配から感じとる事が出来るだろう。焼き締めた魔法煉瓦が壁や床、それに天井までをも埋め尽くし、そこに補強として建てられた梁には入り込んだ蜘蛛のかけた白い巣がカーテンのように下がっている。
その廊下に面した一室の中にそれは潜んでいた。何の変哲もないベッドが幾つかに食料や水の入った棚。椅子やテーブルが設けられ、良くみれば竈らしきものまで備わっている小部屋だ。入口にたてられた木製の門戸に刻み付けられた魔法陣はまだ活性化しており、白々と放たれる発光は即ち邪な者達を寄せ付けない結界の一種だ。この遺跡に元々在ったものではなく、遺跡を攻略する冒険者が一時的なセーフルームを拵える為にかけた魔術の賜物となる。
「………」
今も入口周囲から壁や床にまでぎちぎちに走った魔法文字の放つ力によって、その御蔭で此処には怪物達も容易には立ち入れないという訳だ。しかしながらにおいて封鎖されているのは入口の門戸だけであって、それ以外の場所からならば容易に此処に忍び込む事も可能であった。
即ちにおいては敷き詰められた煉瓦のモルタルの欠けた僅かな隙間を経由してスライムのような不定形ならば此処に入り込める。
元々は竜の形を形成しているその怪物は今は黒いコールタールのような形状として、今は眠る者の居ないベッド下の物陰に平らに伏せるようにして潜伏している。
休眠状態ではないその証に、時折に頭部から伸びている触角が炯々と光を湛え、うねるようにして周囲の暗がりを照らし出す。
ご案内:「無名遺跡」にアーニアさんが現れました。
■アーニア > 「あっれ、なんだここ……」
遺跡へパーティで突入してしばし、乱戦の中で落とし穴にはまって一人はぐれた冒険者は回廊を彷徨って居るうちにそこへと行きつく。
学がないものでも明らかに変化を感じ取れる場所。
……何より秘められた目的がある彼女にとって魔物の気配の有無は敏感で、
そこが魔物の立ち入れぬ場所だということだけは理解出来た。
「……何か良い物転がってないかな」
ただ、学がない以上、中に入るまではそれが何を意図したものか分かることもなく、一種の宝部屋だろうかと期待して足を踏み入れる。
「……誰かの、部屋……?」
棚や椅子、テーブルやベッドという調度品の数々に首を傾げながら、
一応警戒して中に入ってから扉を閉める。
「竈まで……、にしちゃ、埃は溜まってるし……。
人が滅多にクル場所、じゃあないよね……。」
自分なりに観察、考察を続けながら周囲を見渡すが、脅威らしきものや目新しいもの、価値のあるものがなければ周囲への警戒は薄れていて。
■ドラゴン・ジーン > 「……グル」
察知したのはその足音が部屋に近づいて来たからだ。途端において半覚醒であった状態が一挙に覚醒状態にへと到達。相手が部屋の中にへと踏み込み、そして室内にへと意識を巡らせるその視界内において見えるものが在る筈だろう。
それはベッド下の物陰から染み出して来るコールタールのような粘液となる。そしてその水たまりが隆起し、粘りつくような水音と共にその出現したスライム染みた怪物は相手の眼前で次第次第に薄らぼけた輪郭の黒い蜥蜴のような形態を織り成し始めた。
「ヒュ…ッ」
風切りのようなうなり声、それと同時に床面に根を張るキノコの菌床が如くに網目状に拡散を始める粘液の一部は部屋の中にあるものに見る間において浸食を始める。
その一部などはジグザグとあっという間にそこに佇む戦士の周囲を迂回するようにして壁面にまで這い上ろうとしているのが散見される。その理由は閉ざされているその扉にへと吸着する事によって自らを楔代わりに部屋の内側より扉を開けられないようにする為だ。
■アーニア > 「……っ」
それに気づきはしたものの、見逃すように視界がずれ、再び視界に映った時に現れた輪郭を見て、しまった、と思った時には包囲され、即座に撤退を考慮して駆けだそうとするが、扉にまで”それ”は至っていて。
「……ッラァッ!!!」
逃げられぬ、と分かるや取った行動は迎撃。
異形でも理解できる結界の有無も、価値も、技術も考慮せず、大上段に振り上げた大剣を蜥蜴の像目掛けて叩きつける。
回避しても部屋中が震えるほどの膂力。剥き出しの敵意、闘争心。
だが、肉付きは良い。孕めばよい苗床になりそうな、雌の肢体。
そしてつぶさに観察しながら対応していれば、異形の存在を観察しても対応できず、
後手に回っており、また膂力に任せた戦いで駆け引きに乏しい駆け出しの域、搦手を用いれば有利に進められる相手だと理解できるだろうか。
■ドラゴン・ジーン > 「ッギッッ!!!?」
相手の判断は思った以上に迅速、迷いの間断を狙う算段であったがその思惑は外れたと言える。あっという間に攻勢に出て来た相手の巨大なバスタードソードの刃を躱そうとうねる粘液の集合体が撓んでその場より跳ね上がった。
しかし相手の一刀に先手を譲ってしまったと言えるだろう。縦切りの一閃が通過する軌跡に従ってゼラチン質の物体を断ち切る手ごたえを相手の手指から肩にまで伝導させる、そぎ落とされるようにして零れた半身はぼとりと分断されて床上に零れ落ち、黒い水たまりにへと帰する。
辛うじて回避した?ようにも見える大本の体に残った触覚の燐光が相手を仰ぎ見る一瞬。
「シッッギイイッッ!!」
金属質なうなり声と共に周辺に散開させた粘液の縄が働きだす。先ほどにおいて目の前の相手が見回した部屋の中の備品。本来ならば休憩する人間の為に備蓄されているパンや食器、枕、花瓶やその他諸々。
全ては相手を取り巻く形になっている分体が巻き付き拾い上げ、そして四方八方より投げつける牽制の投擲物となる!
合間において戦慄き波打つ生存した相手の眼前の粘液体の一部は自らの液体を再利用した四肢を生やし直し、間合いを取り直しながら相手の隙を見計らう。
■アーニア > 初手の迅速な判断、否、行動はそれ以外の選択肢が思いつかないが故の、一択の結果。
その結果、大上段からの溜め。その後の斬撃は異形を引き裂く感触をその手に覚える。
そこに一瞬怯んだことも察するが、それを恐れをなしてのことと誤認する。
豊富な経験を以て獲物を捕らえる異形と、ただ膂力に任せた冒険者。
その判断の差は徐々に埋まってくるだろう。
「おっわっ!?」
やたらめったに無策に投げ放つ投擲物を籠手を帯びた腕で薙ぎ払い、
バスタードソードを盾に牽制していく。
そのうちに異形は獲物の視界が巨大な得物にさえぎられていることで死角が生まれていることも気づくだろう。
そして投擲物による牽制だけで膠着状態になっただけで動きが段々と乱雑になってくる。
「まどろっこしいい!」
一気にケリをつけようと、投擲物も厭わずにバスタードソードを握る手に力がこもる。
視界や牽制の中をかいくぐって獲物を捕らえるのも、決定打を浴びせるのも、
再び強烈な一撃を誘って隙を誘い襲うこともできる。
獲物は、思った以上に隙が大きい
■ドラゴン・ジーン > 「グル…!」
来た!只管にモノを投げつける事によって時間を稼ぎ、相手を煽り立てたその成果が出た。当然において強靭無比を誇るその肉体に手疵を負わせる事など出来る代物ではないが狙いは他に。
忽ちに鎌首を擡げる触腕の一部があたかもサソリの尾針の如くに変形する。つぼ型に膨らむその粘液の器の中に精製される液体は、目に見えて体に悪そうな濃い紫色を迷宮内の薄明りに透かしていた。分厚い両刃剣を軽々と振り回す膂力相手に単純な力の拮抗で到底に勝てるとは思えない。即ちにおいてその『搦手』の一つとなる神経系に影響を齎す麻痺毒を備えたそれを。
「ギッッイイッッ!!」
そして鋭い風切りが鳥の叫びの如くに狭い一室の中に轟いた。伸縮自在の触手を槍のように繰り出したからだ。視覚上に見えている限りにおいて胸元、腕、手、そして下肢周囲は青色の装甲に覆われており、そこを狙うのは得策ではない。しかし胸元から腹部にかけてはインナースーツのような生地のみで硬質の板に鎧われているようには見えない。
相手の猛攻に出ようとしているその出鼻において、腹部を狙いすまして粘液触手が飛来する。鉤爪のような形をしたその穂先を腹部にへと突き刺してしまおうとする為にだ!
■アーニア > 振り上げた刃を、そのまま振り下ろす。それだけの所作。
しかし全霊を込めた、それでいて単純明快だからこその絶大な威力。
故に”目の前の搦手ごともろともに叩き潰せる”
ただし、その一撃が先に当たる、そも、先に動けたらの話。
「あぐっ!? ぁ、なぁ……?」
経験が浅い。
故に、恐ろしいほど早い相手の想定も少ない。
故に、自分が動き出す前に打ち込まれることなど想定も出来ず、
突き立てられた穂先を見るのと、手からバスタードソードが抜け落ちて、背後の床に突き刺さるのはほぼ同じ。
膝から崩れ落ちて、それでも、つぼ型の先端を掴む手は、まだ握力が残っている。
しかし、身を震わせて、これ以上の抵抗できないことは明白で、
目の前に、極上の胎が、その術中にはまってしまい。
■ドラゴン・ジーン > 「ッグルルル…!」
突き刺さった針を経由して押し込んだ毒素は瞬く間にその全身に駆け巡った様だ。その証左として今しも自分の体を断ち割ろうとしていた大得物の剣は相手の手から床上にへと落ちている。石床に刺さったその恐ろしい重量と鋭さに冷や汗をかくかのように粘液の表面が細波打った。
だが、かくに運ばれたのであれば最早敗北は無い、という判断に基づき、その手に握られている触手とは別の触腕が次々に残存する体より湧き出しては相手の元にへと肉薄し、その首や、先ほどまで剣を握り締めていた手の腕、肘回りにへと絡みつこうとしているのが解るだろう。
「………ルル」
扉の向こう側において邪魔者の気配が無い、ということを確認したその後において。もしも適ったならばその跪いている姿勢となっている上半身を前のめりにへと引き摺り倒し、膝を着いた格好から四つん這いか膝だけの立った『伏せ』の姿勢にへと手繰り込んでしまおうとする為に。
その最中において相手の拘束にかかる触手に働かせながら本体である竜の体は相手の剣に引き裂かれた分体を取り込みなおしつつ、その背中にへと回り廻ろうとしている。
■アーニア > 「こ、のぉ……っ」
毒が回っても尚、動こうとする。体に力が入らず倒れ込むことはない。
それだけ優秀な母胎は、腕周りを絡め取られてしまえば前のめりに倒れ込み、いわゆる『伏せ』の姿勢を取らされてお尻を高々と持ち上げる状態になってしまう。
「こい、つ……!」
己を戒めながら、背後に回り込んでくる異形を忌々し気に睨みつけて、拘束を解こうとする。
……その雌の心中を、真意を察することは流石に異形でも出来ないだろう。
全力の自分を絡めとる、圧倒する異形に犯される体になってしまったことを。
ましてや、以前に犯された”旦那様”によって胎は多くの仔を成してしまう体になった。
これで油断するような雄は必要ない、自分を徹底的に堕としてしまう雄か、
そう見定める瞳は本来とは違った意味の気迫と害意を剥き出しにして眼光を叩きつけてくる。
■ドラゴン・ジーン > 「……ルルル」
見下ろすような触覚の眼差しは炯々と睨み上げる視線とぶつかった。まだ抵抗する気概の有る気配を察した触腕は一切においてもその拘束をほどこうとはしない。寧ろより一層に警戒に警戒を重ねるようにして伏せ込んでしまっているその上半身がそうそうに起き上がる事が出来ぬように、その背中周りにも幾重にも走る触手がぎちぎちに梱包するかのように纏わりついて完全に床上にへと縫い付ける形をとってしまう。
そして直ぐ背面にへとその体はまるで無遠慮な振舞いを持って、その1m程の体に形成されている体をもって張り出している巨尻にへと乗りあがるようにして跨り始めた。ずっしりとした重みと、その安産尻に比較してもヒケをとらない柔らかい弾力性が包み込む薄らと冷たい感触。
「…フッ、フウウッ!フッ!!」
最早それが何をしようとしているかも、『経験の多い』相手には既に解るかも知れない。何故ならばその体より分化しながら細く這い出して来る触手の多くは、すりすりとその尻の谷間周りから、太ももの付け根に及ぶまでにまるで『いかに相手が母体として向いているかを吟味する』かのように撫でまわし始めているからだ。
そして同時に相手が自分からの性交を受け入れやすいように膝から腿にかけてにおいて割り込む触手が吸い付き、ぐい、と、左右にへと背面からその跪いている足を強制的に肩幅以上にへと開脚させようとしている。
■アーニア > 油断すれば首の拘束を、腕の戒めを振りほどこうとでも言うような挙動を見せ、
しかし爆乳ごと床へと這いつくばってしまう姿勢を取らされて縫い付けられる。
まるで我が物顔のような振舞い、巨尻へと乗り上がり、その感触がひたりと尻に張り付き、お互いを押し退け合う。
むちりと、ぐねりと、肉が絡み合う中で、高揚と一体感が母胎の理性を蝕んでいく。
「フゥー……ッ! フゥー……ッ!」
荒い呼吸を吐きながら、しかし、己を雌として吟味し、その体重を以て母胎を抑えにかかる雄の挙動に、
膝から腿を割り込む触手が力を込めれば、
「ゥッ……」
雌の足は、大した抵抗もなく開いてしまう。
まるで誘うように、雄を今度はこちらが値踏みするように。
邪魔者の入らない、僻地の聖域で低い呼吸と肉の音だけが静かに響いて
■ドラゴン・ジーン > 「グルッッ。ッフ、ウウウッ!!」
鎧下のインナースーツの股布の部分を器用な触腕群がいとも呆気無く掻き分ける。後方において目には見えなくとも肌には伝わる筈だ。無数の細い触手がお互いに絡み合うようにして複雑な凹凸を組み上げ、一本の太い生殖器官となる疑似的な竿を作り出しつつある事が。
そして乗りあがっている強靭そうな恵体がその意志に反して自らの拘束を緩めるには至らぬのを知ると同時に、緩慢と肉の淫音がこもりたつ室内において獣の下半身が浮き上がる。僅かに互いの間に距離を作るのもほんの僅かな時間だけに過ぎない。間も無くして腰を押し出す身振りと共に。ずぶ。と。その竿の奇形染みた末端はさしたる前戯をするつもりもなく膣穴の入り口を分け広げ始めた。
「…ッフウッ!フッ!!!」
見目はスライムに過ぎないというのに生き物を模倣した高ぶった熱い息遣いはその半身を覆い隠さんばかりの姿勢より竜の頤より零れ落ちてその赤髪と隠れた耳元を浅く嬲る。
前戯をしていないとは言ったがしかし一切において働きかけていない訳ではない。相手が伏せを強要された際において手元より外れたサソリの尾針は無数にへと分かれて、ちくり、つぷ、と、その無防備に晒されている、胸鎧下でも窮屈そうにおし拉げている乳の上乳の肌部分やインナーの腹部にへと突き立てられ、そこに内包している新たな薬液を冷たく皮膚下にへと流し込みつつある。
…生き物の快楽というものも結局は己自身より吐き出され、沸き立つものに他ならない。女自身の『素養』を試すかのように脳内の快楽物質を無理矢理に引きずり出す『麻薬』と呼べるような物質をその体内にへと巡らせ始めているのだ。
■アーニア > 知性はある。悪意のような興奮。しかし、それは確実に異形で、雌を孕ませる為の手管が生態として備わっている。
抗えば抗うほど力強く拘束し、それを油断なく締め上げてくる。
そして、己の”抵抗”を嘲笑うように秘所を晒すように布を押し退けて、触手をより合わせて”犯す為の器官”を生み出す。
やがて、己の上に昇り、腰を押し付ける。
体が、熱い。抑え込まれる中で己が握っている毒尾から針が無数に枝分かれして突き立てられ、薬液を注ぎ込まれていく。
それは麻痺した感覚の中で伝わることも少なかったが、己の体の変化が早すぎることから確実に”盛られた”ことを悟って、それを沈み込んでいく凌辱器官を食い締める己の柔肉の高ぶりから痛感する。
体を支える。伏せの姿勢で己とまぐわい出した雄が落ちないように、両足を張り詰めて、
まるで誰かに結合部を見せつけるように尻を高々と持ち上げていく。
「……フゥーッ……! ……フゥーッ……!」
膣襞が複雑怪奇に絡み合う凌辱器官を舐るように締め上げる。
熱を帯びた肉が震え、愛蜜が溢れ、嫌悪感よりも高揚が明らかに勝っていることが伺えて。
試される素養が、異形の熱い息遣いのすぐ傍で、熱っぽい吐息で示される。
ずぶり、ぬぶりと、凌辱器官が呑み込まれていく。異形の意志よりも、雌の貪欲な蠢動が、咥え込むように引きずり込み始めて。
だが、それに酔いしれて、陶酔してしまえばすぐにでも逃げ出しそうな圧が拘束から伝わってくる。
まるでものにしたければ力づくで、己を狂わせて、全霊で犯せとでもいうように
■ドラゴン・ジーン > 「グッルッルウ!!!」
薬効は劇的だ。巡り巡る液体の色味は黒く色素として皮膚に沈着するそれは、刺青と同様に黒い竜のような紋様を一時的に肌の表面に描き出す。相手が知る由も無いが見目にも解り易い指標であり、魔術的な意味も持つそれらは獲物となる対象の『快楽』に反応して淡い光を、重ねて対象の『排卵』に反応して強い光を放つという代物となる。
しかしそれらのマーキングが無くとも既に齎されている快感が顕在化しているのをその様相や畜生同然に腰を浮かせるその身振りに認めると同時に、喜々として目の代わりにそびえる触覚を輝かせながら腰をその場より振り出した。
ばちん!ばちん!!と、たちまちに痛烈な音響が部屋の中に劈き渡る、相手の肉体的な強靭さに恃んで一切の容赦も無く叩きつける勢いはその巨尻のクッションを押しつぶして骨盤にまで響かせんばかりだ。弱らせたとは言え大物の剣を振るっていた相手の肉体を瞬間で圧倒的に上回る獣性と膂力は着いた膝をも崩させその突っ伏させてしまおうとばかり。
「グルッッ!!ルルゥッ!!」
まとわり絡みついて来る膣肉の締め付けを振り払う猛々しい怪物の竿は経路を捏ね立てる勢いでそのまま一筋に子宮の位置する穴にまで行き着き上より殴りつける。強烈な衝撃は苦痛と共に、その神経節を蝕む薬の影響をもって神経系を焼き切る快感を齎そうとしているのが解るだろう。
ずるん!と即座に後方において腰が跳ね上がり、埋没した竿は半ばまで引き抜かれ、また直ぐに肉の太鼓をたたくような凄まじい轟音と共に犯し貫くピストンの始まり。
■アーニア > 淡い光が、濃くなる。腰を打ち据えるほど、いびつな肉杭を捻じ込むほどに明滅して雌の快楽が如何ほどを訴えかけてくる。
排卵は、複数。あろうことか他の”二本脚”と違って複数の仔を基より孕む。
そんな雌が粘ついた淫液を沸き立たせて肉杭を食い締め、打ち据える獣性に打ち震えるように尻たぶを戦慄かせる。
盛大な肉音は激しく響き渡る、雌の腰遣いも徐々に強くなってくる。
恐ろしいことに、麻痺毒が既に分解され始め、膂力が戻る兆候を見せるが、もはや逃げるそぶりはない。
「ハァッ……、ハァッ……、ハァッ……、ハァッ……!!」
舌を放り出し、下半身の律動だけで雄とまぐわう雌の仕草。
拘束の中で、漆黒の粘液の中に、白濁が混ざり始める。
母乳。
床に圧し潰された爆乳から栄養価の高い液体が溢れ、既に”子を孕む準備が出来ている”ことさえ示唆して。
雄に拘束されたまま腰を激しく振り立て発情した呼吸を荒げる雌と、
その雌の躍動を抑え込むような雄の激しい律動。
まるで元からつがいの獣であるかのように、お互いの”交尾”が合意であるかのように激しく荒々しい凌辱がぶつかり合う。
その中で苦痛を感じているわけではなく、嗤う。
満たされていく。異形の媚毒によっても引き出されていく雌の素養が。
激しく逞しい雄に犯されて子作りをする。雌として、孕み穴として求められる悦びに打ち震える雌の子宮口が、殴りつける衝撃に緩むかのように、子種を欲してずるりと呑み込んでしまう。
今すぐにでも”においを染み込ませろ”とでもいうように
■ドラゴン・ジーン > 「フウウウッ!!フッッ!!!」
昂ぶり、興奮している証拠に触覚が光を放つ。貫き通す禍々しい奇形の生殖器官は一突き毎に牝畜の膣内構造を賢く学習し、いかに相手を堕とすかという歪な形状にへと最適化にへと刻一刻と変容していく。腰を引く都度に外気に露出している竜根たるや恐らく見た事も無いようなそれに違いない。
あっという間にその頑強さに委ねる交尾の腰振りはあっという間に子どもを産むに適しているその尻肉を赤くさせ、それどころか挿入される自由自在の竿はその子宮穴に行き着くと同時にその狭い輪筋を外部から掻き分けてしまった。するりと『子宮内』にまで滑り込む幾重もの細い触手の一本一本はぶくりとあっという間に膨張し。
「ッルオオオッッ!!!」
最初の雄たけびと同時にごってりとした濃い子種がその胎内を熱く蹂躙し始める。忌まわしい異種の遺伝子でぶつぶつと既に多く差し出されている供物である卵の膜の一つ一つを丁寧に突き刺した。挙句の果てにはそこに繋がる『卵管』にまで接続され、既に多数の異種を身ごもる仕掛けの施されている相手の胎内からあろうことか、直接に『卵巣』からよりおおくの『おかわり』を授かろうと扱きだしている。
びっちりと隙間もなくその尻に密着して押しつぶしている竜の下半身がぶるぶると震え立ち、長いにおいづけと射精の合間においてその浸透させる熱量と薬効は更なる副作用を乗算させようとしている。今も床上にミルク溜まりをこさえている『タンク』にへと影響させ、みちみちと内部から乳腺を弄って牧場のホルスタイン宜しくに効率的にそれを生産させようとしているのだ。ともすればその肥育によって纏う胸甲の継ぎ目が軋んで外れそうになってしまおうとばかりに。
■アーニア > 「ォ、ァアッ、ァァアアアアアアアッ!」
激しく情熱的に雄とまぐわう下半身とは対照的に、雌は頬を地べたに擦り付けながら上半身を脱力させる。
異形が強要した伏せの姿勢を越えた、雄に負けた雌の屈服の姿勢。
だらりと拘束された両手さえも床に横たえ、しかし雄の律動は受け止めて激しくお互いを貪るように浅ましく腰を振り立てる。
己の肉襞一枚一枚、圧力、径、あろうことか子宮口の圧力迄把握した上で”咬み合ってしまった結果”
自分が”この雄と子作りをする為の体”だと痛感させられた結果。
「ゥァアアアアアアアアアアアアアア……、ァッ……、ァアッ……」
長く深く、響くような絶頂の声を低く絞り出す。
もうその瞳に強い光はなく、あらぬ方向を見ながら濡れた光を宿している。
その中で、卵巣さえも犯されて、無数の卵子を受精していく、その中で、浮かび上がる竜の入れ墨が見たこともないような色に、深く、しかし強い色に明滅する。
悦び、高揚、背徳、愉悦。薄暗い異種姦願望が、欲望が紋様に逆流していく。
「フゥーッ……、フゥーッ……」
だぷりと、胸甲さえも押し退けそうなほどに肥大した爆乳を揺らしながら、その身を起こしていく。
既に麻痺毒は抜けて、その身に力がみなぎっている雌は、余韻に浸るように腰を押し付けて揺らし、
愛し気に手近な触手へ舌を這わせる。
まるで、舌先にも”己を堕とす何か”を欲するように。
それと共に、おそらく頭部であろう方向を見やれば、嗤う。
それと共に、自分の鎧を爪で引っ掻きながら、セーフルームのベッドを顎で指す。
自分の意志でまぐわう、自分の意志で脱ぐ、自分の意志で孕み仔を成す意志を伝えるように
■ドラゴン・ジーン > 「………ルルゥ!」
ばち!ばち!と相手を背中から縫い留めていた触手の拘束が、その相手の身を起こす挙動に従って弾けるようにして不意に外れた。相手に自由を許す為に。だがそれが決して相手を逃す、という意味にイコールで繋がるという事では足り得ない。胎内の分泌物の『味』から相手の倒錯した願望を知ったからだ。這い蹲った姿勢から姦淫するドッグスタイルの体勢から腰を引き抜くと同時に、ごぶんっ、と、まだ入りきっていない種液が噴き出しその相手の背中を熱く白く汚した。
くちゅ。と。ねばりつくような音を立てて奉仕をせがむかのようにその口にぬるりと触腕の先が潜り込んで、じく、と、その下粘膜にへと自らの末端を押し付けた。僅かばかりの痛痒と同時にしみ込んでいく薬液の正体たるや、直ぐに相手にも知れるだろう。
何故ならばその知性を物語るかのように敷かれているベッドの上にへとその本体たる粘液ごと竜像を運んでいくその過程において、既に相手の胎にその影響が齎されているからだ。数え切れぬほどの捧げられた卵子はあっという間に細胞分裂を繰り返し、相手の遺伝子情報を盗んで怪物のそれと混ぜ合わせた幼体達が急激に育ちつつある。それこそその張り出している乳房そこのけに今にも内圧でインナースーツを破いてしまいそうな程に下腹を膨れさせ。
「…フルル」
既に身籠っているそれを認識しつつも先んじてベッドにへと移動して待つそれは、新しい椅子のように背を起こした姿勢で自由自在の黒いゼラチン質を波打たせ。人間の手の代わりに竜のかぎづめを備えたその前脚と触手の末端を泳がせた。まるで腕を開いて相手が来るのを求めているかのような素振りだ。
■アーニア > 尋常ならざる量を注ぎ込まれた結合部から異形の竿が引き抜かれていく。未だ射精を続ける竿から背中に熱い子種が浴びせかけられれば背中をぶるりと震わせる。
「んじゅぶ……、ちゅぶ……、んふぅ……、っ……、ぅふぁあ……♥」
表情が蕩けていく。先ほどの圧力を伴う膂力を以て打ち据えた”敵”と同個体とは思えないほどに堕ちて、触腕へ媚びるように舌を這わせていく。
「……っ……♥ 育つの早いな……♥
交尾する前に、先に産む……?♥♥♥」
お腹を撫でながら、鎧を外していく。そして、インナースーツを脱ぎ捨てると、ゆらりと立ち上がり、
バスタードソードの方へと歩き始める。
重い音を立てて引き抜かれる大剣。雄の薬液に蝕まれても尚それだけの膂力を見せながら、
雌は入口のほうへゆっくりと歩くと、扉の前で斜めに剣を突き立てる。
まるでつかえのように、これ以上扉が開かぬように封じてから、
まるで雄へ見せつけるように大きくなった爆乳を揺らして”愛しい子供達”が宿るお腹を撫でながら、
ベッドで待つ異形へとしなだれかかり、頭部と思えるところへ自ら舌を這わせ、前足を掴んで爆乳へと押し当てる。
「ハグしながら……♥ 子供産むところ見ててよ……♥
その後もたっぷり……♥ 子作りしよ……♥」
知性があることは理解している。だからこそ、囁く。
己の願望を、子作りという生物の営みを以て己を孕み袋として使われることを。
望む意志を見せれば、女は異形の目の前で悦んで仔を生み落とすだろう。
■ドラゴン・ジーン > 「ッフッ、フウウッ」
知性を抱き今迄に積み上げて来た経験が故に、最初のケダモノのような振舞いから転じてその行いに対しては邪険に取る事は無い。竜の形状を成している頤からはぬらりと舌先の形をしたゼリー状の触腕が這い出し、唇の欠いた獣の接吻にその祝福を施した相手の舌先にへと緩く絡みつく。
正面から凭れ掛かって来る『優秀な母体』を『優秀』である認めているからこそに大事にそのゼリー状のクッションはその体を受け止めた。腕以上に半形成されている多くの触腕を揺り籠のようにその背中にへと回して相手の求める通り『ハグ』をするかのようにかき抱いて引き寄せる素振りを取り。
「グルゥ……」
最早誰が邪魔をすることも無い完全に閉鎖された一室において、その距離間の接近によってその張り出している腹部がまずはぼってりと密着して緩くひしゃげた。同時において誘導された足に分化している蜥蜴の手指が外された胸当ての代わりにその乳房に絡み食いつき、たちまちにミルクタンクと化してしまっているその爆乳から誘因する母乳を外にへと搾乳せしめてしまおうとしている。射精さながらの解放感と快楽を相手に堪能させる為。
そして同時にその下半身においてまさぐるような触手使いはその先ほどまで犯していた膣穴の入り口にへと行き着き。細かな、イソギンチャクのような無数の末端でそこを〇の形をゆるく描くようにして外部からぬちゅ、と、肉の音を立てて開かせてしまう。子宮孔を開大させて相手の言うようにその場にへと産み落とさせてしまう助長。
今も子宮の水槽内ですいすいと泳ぎ続けている無数の竜の幼体達もまた、内側よりまだ閉じている子宮孔の裏面をつついて産まれたがりに張り出した腹部を胎動させているのが解る筈だ。
■ドラゴン・ジーン > そして、なおもその部屋では『営み』が行われ続ける事になるだろう。
幾重、幾つもの子に恵まれたかを知るはその『営み』に励んだ一人と一匹のみとなる。
ご案内:「無名遺跡」からドラゴン・ジーンさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からアーニアさんが去りました。