2023/04/23 のログ
ご案内:「無名遺跡」にアーニアさんが現れました。
アーニア > 遺跡に、単独で挑み、大剣を上手く活用して罠を解除し、
単独で奥へと進んで往く。

表向きはまだ駆け出しの域を出ていない、しかし有望株が功を焦っての挑戦。

だが、裏では……

「……この辺なら、人も減ってきてるかな」

浅い層では同業と遭遇することもあり、慎重に奥へと進んで往ったが、
人の気配がなくなり、多くの魔物と遭遇するようになってきた頃、
小部屋でひとごこちついてから、荷物から小瓶を取り出す。

「……っ」

無意識に、唾を飲み込む。
貧民街の露天商で手に入れた、魔物相手の香液。
聞けば魔物をおびき寄せる、前衛職が使う特殊な香を改良したものだという。

だがその正体は、魔物に発情を促す悪意めいた品物。
アーニアは、そうと知っていて、その噂を聞きつけて、知らぬふりをして買い付けた。

「は、はは……。どうか、してるなほんと……。」

 半笑いで呟きながら、小瓶のフタを開けて、胸元に垂らす。

「や、やっちゃった……。はは……。い、今ならまだ間に合うかな……。」

 小鬼達に犯され、孕まされ、女の悦びを見出してしまい、
 しかしそれまでの思考を拭うことも出来ず、結果、持て余す劣情を遺跡の奥底で求める。

 あれから人の社会に戻って取り戻した理性は、自らの行いに既に揺らぎ始めて。

ご案内:「無名遺跡」からアーニアさんが去りました。