2023/03/02 のログ
ご案内:「無名遺跡」にエロトラップさんが現れました。
■エロトラップ > 九頭龍山脈の麓に広がる遺跡群"無名遺跡"。
駆け出し向けの低難易度の物から、名持ちのベテランですら生還の叶わぬ高難易度の物まで様々に存在するダンジョンの中には、侵入者の命ではなく淫気を取り込み成長していく特殊な物も存在していた。
ソレが潜むのもそうしたダンジョンの一つ。
レンガと石床、簡素な装飾の施された石柱にて構成されたそのダンジョンは、ヒカリゴケによってぼんやりと照らされた闇の腹中に、ゴブリン、オーク、ローパーといったヒト種のメスを苗床として用いるモンスターと、媚毒ガスなどで淫気を暴走させた男冒険者や山賊たちを徘徊させ、女を喘ぎ鳴かせる事に特化した悪辣にして淫猥な罠を多数備えていた。
ソレはこれ見よがしに置かれた宝箱の手前、手練れの盗賊の直感も、卓越した魔術師の魔眼も欺いて周囲の石床に擬態する生物系の落とし穴としてじっと獲物が通りかかるのを待ち続ける。
犠牲者が直上に至ったならば、硬く冷たい石床でしかなかったそれは突如として口腔――牙を抜かれたジャイアントワームの如き肉孔――を大きく開いて獲物を咥え呑む。
そしてはまり込んだ身体を引き抜こうと足掻く獲物を、ローション状の体液にぬめ光る肉壁より伸ばした無数の触手で蹂躙し、溢れる体液や老廃物を淫気と共に舐め啜るのである。
ご案内:「無名遺跡」にベルさんが現れました。
■ベル > そのポーター──運び屋の少女の副業は、シーフ系の冒険者である。
配達先が探索中の冒険者であることも多く、本人の能力や適性もあって、
自然とアルバイト感覚で探索を始め、そのスキルを磨いていった。
特に、給料日が近くなるとこの副業に手をつけることが少なくない。
ただ暮らしていくだけなら困らない給金を貰っているが、
最初の、生活基盤を整えた際の馬鹿にならない出費が借金となって残っており、
それに仕事が少ない期間が重なると、基本給プラス歩合給という給金システム上、
のっぴきならない金欠に陥ることもあるのだ。
少女が単独行動を好むのは、他人をやすやすと信用しない警戒心ゆえが大きいが、
難易度の高い探索は行えないなど、デメリットの部分は冷静に把握している。
今日も深入りなどするつもりはなかったのだが──
「────ンなっ!?」
……その擬態の精度は少女の眼力・直感力をやすやすと上回っていた。
絶対に大丈夫、という確信をもって踏み込んでしまったがゆえに、
より一層バランスと体勢を崩してしまう。
何か大きな生物の口腔の如き有り様に変じた足元に、何の抵抗をすることもできず、
ぐっぶりと体を咥え込まれてしまうのだった。
ご案内:「無名遺跡」からベルさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からエロトラップさんが去りました。