2022/04/24 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 「ふむ…さて、ここで合っておるじゃろうか?
面倒事を妾に投げるとは…まったく、困った連中じゃ」
ここは無名遺跡、そう呼ばれる場所の一つだ。
そんな呟きを洩らしながら、少女は地図を広げ、その通路を歩いている。
つまりは、今回、いつものような散歩のついで…の寄り道ではなく。
珍しく、ここを目的として、やって来ていた。
事の始まりは、式の一人が、装備を製造して貰うに到り、その材料を求める事になった訳だが。
それが、別の式によると、この遺跡の奥に眠っているそうなのだ。
いつものように、一人で来ているのか。
探索に慣れた、そんな誰かを連れてきているのか。
それとも、気紛れに、誰かに同行させているか。
どちらにせよ、目的の材料を探さなければ戻れない。
「前回の時は…そうそう、誰かが先に居って、困ったものじゃったが。
今回は、そうはならんじゃろうなぁ…?」
歩みを続けたまま、続けて呟き、視線を先に向ける。
そう、前回、同じように目的があって来た時、同じ目的を持った者が先行していた。
その時は、色々とあって分けて貰った訳だが…さて、今回、そうなっていたらどうしようか。
まぁ、すんなり目的地に行けて、すんなり材料を手に入れ、さっさと戻れるのが一番だ。
途中、何かあれば、それはそれで楽しめるが、そう上手くいくものではない。