2022/01/26 のログ
ご案内：「無名遺跡」にE・T・D・Mさんが現れました。
■E・T・D・M > 考える
葦や石像ですらも考えるのだから
迷宮でも考えるのだ
■E・T・D・M > 此処最近において多量の魔力を貯蓄する機会に恵まれた
その御蔭で大分我が肉体たる迷宮に関しては非常に良好な状態だ
ちょっと回路に魔力を走らせるだけで金銀財宝をざくざく作れる
迷宮への黄金期、或るいはバブル期の到来
一見すれば普段通りの詰まらない青鈍色を湛えた内壁も
見る人が見るならば肌艶ならぬ壁艶がとても良く見える筈だ
■E・T・D・M > ぐらぐら迷宮全体が僅かに蠕動した、落ち着かない
金持ちは焦らない等と誰が言ったものか
身に余る程の魔力量にせっつかれて妙にそわそわする
本能的に何かやらなければならないという焦燥感に苛まれる
というわけで何か試行しようと朝からずっと考え続けているのだ
といっても陽射し一筋すらも入らない迷宮の深部
昼夜という概念すらも存在はしないのだけれども、とにかく何か個性的な事をやってみよう
今は少々ばかり小さな1DL（ダンジョンルーム）、その拡張を目指して迷宮全体がざわつき出す……
事細かに魔力を巡らせ壁を拡げ触手たちを労働力として働かせる作業中
■E・T・D・M > 『拡張する迷宮』
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■ Ｅ ■■■■■■■■■ Ｄ ■
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■■■扉■■■■■■■■■■■■■扉■■
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■■■■■■■■大扉■■■ ■■■■■
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■ Ｃ ■ ■■■■■
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■■■■■■■■■■■■■ 扉 Ｂ■
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■Ａ ■ ■
■■■■■■■■入口■■■■■■■■■■
■E・T・D・M > 「……！？」
うおお！！！出来たか！！？？？
やった！！！出来たのでは？？？？
感動に迷宮が打ち震える
魔力が溜まったので何か出来そうな気がしたんだ！！
先程の益体も無い迷宮構造が大分広がり
自らの体内に幾つもの回廊と部屋が仕上がった事を実感する
でもまだ大枠を作り上げただけで其々の部屋に何かを創造している訳ではない
■E・T・D・M > 「…………」
よしよし、後は部屋に色々配置すればいいだけの話だ
それなりに話題性を街に広げる事も出来ただろうし
後は好奇心豊な冒険者がやって来るまで準備をしていよう
数多くの迷宮構築の背景の裏側にスポットを当てた束の間ばかり
着々と迷宮そのものであるダンジョンマスターは設え続けているのであった
ご案内：「無名遺跡」からE・T・D・Mさんが去りました。