2021/11/30 のログ
ご案内:「無名遺跡」にコルボさんが現れました。
コルボ > 「んだ、こりゃ……。」

 数々の罠、中でも捕らえた者を淫靡に辱める罠も多くある中、
 目の前の鍵も何もない、ドアノッカー式の取っ手がついた両開き式の扉。

 何もない、物理的な罠が。ただの平凡な扉。

「……ぉ」

 色々と見て回るうちに、ドアノッカーをクォレルでひっかけて裏返してみれば呪印らしいものが刻まれていた。

 擬態の魔術。聡く調べる者には慇懃無礼なほどに、しかし細かい字で、
ドアノッカーと、それに隠されていた板金に説明が刻まれていた。

 扉に仕掛けられた”鍵”を開けない限り開かない扉に女性が不用意に触れているうちに、
 擬態が溶けて女性を”鍵穴”として絡め取り触手や肉塊が凌辱の限りを尽くす。

 穴という穴を犯される中、尻穴だけは無防備に曝け出される構図が生まれるだろう。

 そこに男か、男の代わりになるものが尻穴を”開錠”すれば扉は開く。


「……おもしれえ罠もあるもんだな」


 ニヤニヤ笑いながら、その場を離れて身を潜め、壁尻もどきの犠牲となるものが訪れるのを待ち構えて。

コルボ > 「……俺が引っ掛かるわけにもいかないしな。しゃあねえ、別のところ探すか」

 ……長い時間を待ちぼうけていたが、人影を見ることはなく、仕方がないと立ち上がり、元来た道を引き返していく。

ご案内:「無名遺跡」からコルボさんが去りました。