2021/10/27 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
タマモ > 九頭龍山脈、そこに存在する、無名遺跡の一つ。
麓付近にある自然の遺跡で、これと言った驚異もない、駆け出しの冒険者でも訪れられ。
そこにしか生息しない植物もあり、そうしたものの採集の依頼もある為、人足の絶える事のない場所だ。

そんな場所に、訪れる事もなさそうな少女の姿。
狐を模した耳に、複数の尻尾、着物と言う異国風の衣裳。
どこか、不機嫌そうな表情を浮かべ、歩みを進めていた。

「………」

かさり、袖から一枚の紙を取り出し、広げる。
そこに描かれているのは、何かしらの地図、後は説明か何かが書かれていた。
そう、少女は今回、ここに目的を持ってやって来ていたのだ。
ただ、その様子から、己の意思で、と言う訳でないのは分かるだろう。
無言のまま、地図を見て、先を見て、すたすたと歩んで行く。

…ちなみに。
地図を読める者が見れば分かるが、地図がありながら、道を間違えているのだが。
それは、ご愛嬌としておこう。
ちゃんと進めば、地下水脈が流れ、珍しいものも含めた植物の生い茂る、部屋の一つに辿り着くのだが…
さて、間違えた道を進んだならば、どこに到達するのやら。

タマモ > 「にしても、おかしいのぅ。
もう、到着してもおかしくないんじゃが…?」

地図から視線を外し、かくん?と首を傾げた。
正面を見てなかったせいで、何気に、幻の壁で隠した通路を抜け、深い場所まで来ているのを、少女は知らない。
視線を前に向けてなかったのが、幸か不幸か、それを壁と思わず素通りしたのだ。

この先は、ここをよく来る駆け出しの者達からすれば、未踏の場所。
何が起こるのか、分からないものの。
安全な、ただの採集と思ったままの少女は、無警戒に突き進む。

タマモ > 「ふむ…まぁ、道は繋がっておるもの。
いずれ、辿り着けるじゃろう…多分?」

手にしていた地図を、ごそり、袖に戻し。
とりあえず、植物のある場所に着けば良い。
そう考え到れば、無駄に考えるのは、止めた。

何かを見て、こそこそ進むのは、己には似合わない。
と言う訳で、後は、思うがままに、進む事となるのだ。
その答えが、どんな結果となるのかは…

ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にクレイグさんが現れました。
クレイグ > 【待ち合わせ待機中】
クレイグ > 【お相手来ないので抜けます、長い時間占有申し訳ありません】
ご案内:「無名遺跡」からクレイグさんが去りました。