2020/12/25 のログ
ご案内:「無名遺跡」にイーゴリさんが現れました。
イーゴリ > 洞窟めいた様相へと造り変えられてしまっている細道を静かな足運びで進む姿が一つ。
ぼんやりとした明かりを、自身の十数メートル前を先導させて索敵代わりに使いながら、自分自身は主に罠やら後方からの敵の接近へと意識を向けている。

「―――…、」

単身で遺跡に潜るのは慣れてはいる。が、疲労を感じない訳では無い。
そろそろセーフティルームなり、小休止出来る場所なり、見付けたい所。

ご案内:「無名遺跡」にスミデーさんが現れました。
スミデー > (遺跡の中、変わった魔物がいないかと探索に来ていて。
洞窟めいた様相の中、少し広くなっており小休止の取れる場所
で、布を敷いてその上に座り休憩をしていた)

「なかなか、変わった魔物って言うのに出くわさないな。
まぁ、そう簡単に見つかったら苦労はしないんだが…ん?
何かあっちの方で光ったような……?」

(側に透明化出来る人型の魔物を潜ませ、弱い魔物が近づいて
来れなくなる香を焚いていて。
これで近づいてくる魔物ならそれなりの魔物だろうと、その場
に立ちあがり他の魔物を直ぐに召喚出来る体勢を取る)

イーゴリ > 空気の流れに乗って拾っていた匂いが、少しずつ強くなってくる。
魔物の忌避感を煽る類の匂いだ、と察するのは早い。
先行させていた光が、相手の居る空間の入口へと入り込めば、其の周囲を照らす幅を変える。
其れから暫くの後、自身の体横、下方で弓を軽く番えた儘、入口手前で足を止めて。

「―――すまんが、儂も中に入れて貰っても良いかね。」

性差の曖昧な声音が、老獪な物言いで声を掛けた。

スミデー > (揺れる灯りの後に小さく足音が聞こえてくる。
香の匂いに反応するようでもないことから、どうやら魔物では
ないらしいと少し落胆して。
但し、魔物より厄介な相手かも知れない為、油断はせずに待ち
受けて)

「……別に構わないぞ?こういう場所はお互いに共有しないと
だしな。取りあえず、その物騒なものをしまってくれるとあり
がたいんだけど」

(聞こえてきた声音、そして見える姿に男か女か判断に困り
つつも相手の言葉には了承して。こちらに向けている訳ではな
いにしても、番えた状態の弓を持たれていてはこちらも落ち着
かず)

「一人か?俺が言うのもなんだけど、こういう遺跡を一人で探
索するのは危ないぞ?罠に嵌ったり魔物に襲われたり、とか。
場合に寄っては殺されるより酷い目に遭うこともあるんだしな」

(注意深く相手を観察し、相手が一人なのかどうなのか、酷い
目と言ったときにどう反応するかを窺って、少年のようにも、
少女の様にも見える相手が男か女かを判断しようとする)

イーゴリ > 敵味方の判別が付かぬ内に、目に見える武器を仕舞う、と言うのは流石に悪手との判断。
然し、返される言葉に、口元を覆う黒布の下で唇に弧を描いては晒す眼も同じように弛めて見せた。

「ああ、悪い悪い。躾のなってない輩も居るだろう?」

言外、此方に敵意を向け無ければ撃つ事は無い――とは、伝わるだろうか。
伝わらずとも、入口を潜って中に入る頃には番えていた矢を矢筒へと戻すのだが。

「ま、それも承知の上さなァ。他人と一緒に行動するのは性に合わなくってね。」

愛想の良い面を浮かべながらも、飄々とした言葉を繰っては肩を竦めて見せた。
向けられる視線にも、無論、気付いてはいるが、特に何を言うでもない。

スミデー > (確かに相手の言う事も道理であり、良く分かることなので
こちらも笑って頷いて。躾のなってない輩に自分も実は入る
のだが、と内心でも笑う)

「確かに見た目で侮って襲い掛かるようなのもいるだろうしな。
承知の上ならこっちもとやかく言う気はないよ、そういうのは
尊重されるべきだからな」

(こちらの言う意味も分かっているらしい相手、男であるなら
そんな目に遭う訳がないと否定するであろうし、観察した感じ
では女であろうと判断して。違っていたなら違っていたで、淫
魔(雌)に楽しませればいいだろうと考える)

「それにしても、見事に黒一色だな?灯りが無かったら見分け
が付かなさそうだ。まぁ、魔物の中には嗅覚だったり聴覚だっ
たり、良く分からない器官で察知するのもいるからな……こい
つみたいに」

(言えば相手の真後ろに魔物、桃色の濡れた触手を持つロー
パーを召喚し、その触手で両腕と両足を絡め取って動きを封じ
て逃げられないように拘束させていこうとする)

イーゴリ > 「ほら、そう言う手合いは多少やり過ぎても問題にならンだろう?」

この姿になってから随分と経つが、今の己は、凡そ成人している様には見えぬ見てくれだ。
正当防衛と称して、相手の根こそぎを奪った所で責められる事は無い、と言った利点もある。
ゆるり、と頭を傾いで紡ぐ声に僅かに滲む愉し気な音は隠しもしない。

「お察しの通り、遠距離やら隠れ撃ちやらが得意でね――」

困り顔で言う癖、分かりやすく持ち歩くショートボウ以外にも、攻撃手段はある。
ダガー然り、隠しナイフ然り、魔法然り――それを詳らかにする必要がない、と言うだけで。
続けられる言葉に、ほんの一瞬、怪訝の色を滲ませた矢先、突如として背後に増えた気配。
ざわ、と神経が逆立つ合間に四肢へと絡み付く触手。

「―――……君、お隣の以外にも呼べたのかね。」

魔物除けの香の中、明確に嗅ぎ取った生き物の匂いは二つ。
目には見えぬが、相手以外にも居るのだろうとは思っていた。
そろ、と溜息を逃がし。

「それで? ご教授頂いた訳だけど―――…さっさと外してはくれんかねェ。」

スミデー > 「まぁ、不幸な事故、事件だったで片付ければいいこと
だしな?小柄だから隠れるのに不便はないだろうし、力もな
さそうだからそう言うのが得意になるのは良く分かるよ。
他にも隠し玉はあるだろうけど、お互いにそう言うのは詮索し
ないのがマナーだしな」

(じっと見つめて観察していれば、同族であるということは感
じとれるもののそれについては指摘はせず。
攻撃スタイルも、遠距離が得意と言われればさにあらんと頷いて。
しかし、隣の以外と言われれば少し驚いた表情を浮かべてしまう)

「透明になってるし、香も焚いてるから気付かれてないと思っ
たんだが……ふふ、一人でいたら危ないし死ぬより酷いことにな
るって言うのを実践でこれから教えるんだから、外す訳にはい
かないな?」

(ぬるぬるとした粘液を滴らせながらもしっかりと触手は相手
の脚、腕を拘束して。徐々にその先端は上へと服の中へと侵入
していき、肌を撫で回し胸元へと這いずりまわっていこうとする)