2020/12/17 のログ
ご案内:「無名遺跡」からミネルヴァさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にミネルヴァさんが現れました。
ミネルヴァ > ──身を清める泉を発見したのは、偶然ではない。
この辺りは冒険者の未踏エリアというわけでもなく、地図が売り買いされているからだった。
泉に裸身を浸し、体の隅々まで清めると、いつもの服に袖を通す。
キャンプの痕跡を片付けると、再びダンジョンの通路を歩き始める。
こういった特殊な環境にしか生息しない植物というものも存在し、今回請け負った依頼は、
それらの内数種類を採取してくるというものだった。
本格的なダンジョンアタックであれば、こうして単独で練り歩いたりはしない。
そうして、様々な地形を時に慎重に、特に大胆に踏破し、探索を続け……

ご案内:「無名遺跡」からミネルヴァさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にミネルヴァさんが現れました。
ミネルヴァ > この辺りでしか手に入らない植物の採取は、順調に進んでいた──
数種類の植物を集め、全体の工程で言えば八割程度だろうか。
地下泉で水浴びもしたし、安全が確保出来る場所でキャンプもしたため、
コンディションに不安はない。
例外はあるので油断は禁物だが、この辺りは比較的安全な探索が可能なエリアであって、
頭の片隅では街に帰還したあとのことを考え始めていた。
油断は禁物であっても、わずかな気の緩みというやつは、
どう足掻いても生まれざるを得ないのかも知れない。
代わり映えの無い地下通路をひたすら一人で歩くのは退屈で、気が緩む一因でもあった。

ご案内:「無名遺跡」からミネルヴァさんが去りました。