2020/12/06 のログ
ご案内:「無名遺跡」にハクさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からハクさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にハクさんが現れました。
ハク > 「うう、ひどい目にあったでござる……」

べちょ、べちょ、と1歩歩くごとに粘着質な音を立てて遺跡の深部からの推定帰り道を歩く。
こんな目にあったのも、共に遺跡荒らしをせんと潜った冒険者仲間の不手際のせいだ。
3人のチームで目星をつけた遺跡に潜っていたのだが、不幸にも宝箱のトラップにより床が抜けてしまった。
その結果散り散りになってしまい……よりによってハクが落下した場所は粘質系の魔物の巣窟。
幸か不幸か、その魔物は物理的に致命的なモノでもなく女性的に致命的なモノでもなく。
少し慌てながら放った風の術によりなんとか討伐することはできた。――できたのだ。

(とはいえ、まさか破裂するとは思わないよねぇ……)

悲しみのため息を共に思い浮かんだ通り、その魔物は倒した瞬間に破裂した。
部屋中にいた魔物は倒された事で半透明で緑じみた粘液を部屋中に撒き散らし、
無論ハクもその被害を浴びて頭からぐっしょり粘液まみれである。
水系の術は使えないため、また毒性も感じる事ができなかったために諦めて水場と出口を探してこうしてさまよっている所である。

「仲間と遭遇さえできればいいでござるが……」

つぶやきながら、べちょ、と足音を立てて歩く。
その音は静謐な遺跡の内にあって大きく響く事になるだろう。
また、その粘液はハクの体からにじみ出る魔力を吸い出し発散し、広い範囲に『魔力塊の存在』をアピールする気配を放っている。
無論その事にも気づいてはおらず、気落ちしたまま足音をたてて出口へと向かっていくのだ。

ご案内:「無名遺跡」に虹色の獣さんが現れました。
虹色の獣 > (――其れは、随分と嗅ぎ慣れた魔力だった
人間の中には、時折存在する強力な、或いは特殊な個体
有象無象の記憶に残らぬ其れとは異なる、明確な個性

もし、此れが通常で在ったなら
遺跡の中、危機に敏感な弱い魔物が、其の気配を感じ取って逃走し
または警戒、襲撃の為に目を覚まし、近付く魔物も在ったろう
其れほどまでに、其の魔力の漏出は、酷く目立つ物で在った

――だが、今は
出口へと向かいだす其の足取りを、追い立てる気配は現れない
拍子抜けする程に平和な帰路、もっと襲い掛かられても不思議では無い程度には
決して、安全とは言えない遺跡で在った筈だが
このまま進めば、直ぐに出口付近まで辿り着けて仕舞う歩み

けれど、きっと、気付かざるを得ない筈
余りにも平和に過ぎる其の帰路こそが、異常であると

遺跡の魔物が息を潜める程の何かが――近くに、存在しているせいだ、と。)

「―――――――――――」

(鳴き声がする
遺跡に響くのではなく、余りにも近く――雌の、其の脳裏へと直に響く様
まるで、此方へおいでと、雌を招き寄せる様に
女が辿って来た道とは違う、別の道、其の奥から――喚ぶのだ)。

ハク > 幾度か道を間違えながらも、トラップの部屋以外に魔物に出会う事がなかった。
不思議に思いながらも刀は抜身に持ったまま、術もいつでも使えるようにしながら粘質音を立てながら道を進んでいく。

「……む」

やがて出口まであと数区画。
歩く速さであっても半時もすれば出口にたどり着ける所で……その声を聞いた。
耳に覚えのある声に、狐耳が震えてそちらを見る。
出口とは違う、少し逸れて進んだ先の道。
何かがあるわけではない。けれど、呼ばれている――その感覚だけが脳に響く声。
それに導かれて声のする方へ向けて、ぐちゅ、ぐちゅ、と足音を響かせていく。

虹色の獣 > (――其の道中もまた、魔物による襲撃は無い
居な、正確に言えば魔物自体の痕跡は存在するだろう
だが、人間からすれば比較的厄介な、攻撃性の強い類の魔物が時折
毒を浴びた様に地面に転がり、痙攣して居る様な有様
命までは失って居ない様相では在るが――何も知らぬ者が見れば
不気味でしかない光景、だろうか

出口からは離れて行く其の経路を、暫し進み、其の内に
辿り着くのは、小さな空間――遺跡を樹木の根が侵食し、壁が崩れ落ちている、そんな場所

微かに水場の気配と、漂う芳醇な、大地由来の魔力の気配
そして、其の奥、未だ僅かに朽ちず残る、石造りの床面
其処に横たわる、一匹の、獣の姿を認められよう

――見覚えは、在る筈だ。 知って、居る筈だ。
この部屋へと入り込んだ瞬間から、其の瞳は――雌を、捕えていた)。

ハク > たどり着いた部屋の中、漂う水と土の香りの他に存在する獣の臭い。

「ぁ」

虹色の宝石を持つ1匹の獣の姿がそこにあった。
見覚えが無い、などということは無い。
寧ろありすぎる程だ。
それはギルドに掲示されていた破格の報酬の手配書で。
そして、かつて捕獲され、『ツガイ』として扱われた記憶で。

べちゃ、べちゃ、と音をたてて獣の方に向けて歩いていく。
その獣がおそらく自分に危害を加える事はないだろう、という気持ちはあった。
――ただ、今は子供の姿。
子供の姿であっても『自分』だと認識するのだろうか、という気持ちを持ちつつ、尾をわずかにくねらせる。

虹色の獣 > (警戒や攻撃性の類は――無い
来訪者が此の空間を探し当てたのなら、ゆるりと尻尾だけを持ち上げて
まるで出迎えるかの如くに、相手の元へと伸ばすだろう
少々其の身に纏わりつく、残骸めいた「不純物」を顔から軽く拭い
もし、相手が抵抗なぞせぬのなら、胴体に巻き付いた其の尾が
以前よりも幼い体躯を、ひょいと持ち上げて

――獣の背後に、小さな泉が存在する
其の中へ、ぽちゃん、と降ろして仕舞おうか
まるで――清めるのだと、言わんばかりに。)

「――――――――」

(また、鳴き声が脳裏へと響くだろう
其れは先刻よりも確かで、そして、矢張り誘う声
――間違い無く其の本質を、正体を見抜き、歓迎を示す其れだ)

ハク > 「む、むむ、っ」

伸びてきた尾が顔を軽く拭い、その粘液に若干の不快感を覚えているのを感覚的に察する。
そしてどうなるか、と思った所……そのまま尾で握られ、ひょいと。
その獣の後ろにあった泉にぽちゃんと落とされてしまうことになる。

「あぶっ!?……っぷふぅ……むぅ」

泉はそこまで深くはなく。けれど、身を刺すように冷たかった。
少し悩みながら、獣がしっかりとこちらを見て何か鳴くのを聞けば、はぁ、と息を吐いて首元に触れて魔力皮膜を破棄する。
そうなれば裸体が水に浸され、なぜか魔力皮膜ごしに皮膚に粘着していた粘液も水により少しずつ溶けて行くことになる。

そしてそのまま数分、泉の中で体と頭を洗う事で水に濡れただけの裸体となって岸辺にあがるのだ。
――おそらく、既に若干の期待で漂う『牝』の粘液の臭いに獣は気づいているかもしれない。

虹色の獣 > (泥だらけになった身体を、構わず抱かれた記憶を覚えて居るだろうか
汚れ、と言う物に対して、獣は然程頓着しない性質であり
逆に言えば、其の粘液を態々清めさせたのは、珍しい事
水浴びをしている間、特段身じろぐ事も無い獣は、尻尾が揺れるのみ
漸く、泉から上がってくる気配に気付けば、尻尾が再び其の身を持ち上げ

しゅるりと、己が横たわった体躯の合間に、其の小さな身を抱え込んで。)

『―――――……また、迷子か。』

(――獣にしては、美しい音色で
されど、確かにその瞬間響かせたのは、人の言葉
王国での討伐依頼や、報告では未だ存在して居ない、人語を介する能力
されど女は知って居るだろう。 囚われた当初、こんなにも流暢に話す事は出来ていなかったと
女をツガイとして捕まえていた、その間に、女の言葉を学習し
ゆっくりと、覚えて行った事を)。

ハク > 伸びてくる尾に再び捕まれ、獣の胸元にとんと運ばれる。
温かい体温は冷えた体に心地よく、ついそのまま身を預け。
そこで響いてきた獣の声に、少しばかり驚いて耳を立てる。

「む、む?お主、そんな喋れたでござるか……?」

確かに以前にツガイとなっていた間、少しずつではあるが人語を口にしていた記憶はある。
あるものの、その言葉は獣の口から出るものであり、かろうじて聞き取れる程度だった、という記憶で。
しかし、今話す言葉は綺麗な音階の人の言葉であったために、驚いてしまっている。

「……あいや、迷子というか……ううむ、いや、迷子でいいでござる……」

実際はトラップにハマって落下して、帰還中だった。
だがそういった内容を懇切丁寧に説明するのも難しく、少し悩んでから獣の言葉に頷きを返して。

虹色の獣 > 『……ゆっくり、覚えて居る。 まだ、知らない言葉も多いが。』

(いろいろな口調が混ざり気味なのは、参照相手がバラバラ故か
女が解放されてから、また、時間も経って居る
その間に、更に学習を進めたと言う事なのだろう
獣の声帯も、如何やら人の発音に慣れて来て居るようだった

体毛の中、冷えた女の身を温める
体温に包まれる感覚は、女にとっては随分久方ぶりかも知れぬが。)

『――――……そうか。 ……なら、もう少し迷え。』

(――言葉選びにも、未だ難が在りそうだった
恐らくは其の儘の意味では無い、と言う気配が伝わると良いが
もし誤解されたとて余り気にも留めぬ
ふと、体毛の中で、女の身をもう少しだけ、深く押し込む
刹那、其の尻へと、押し当る熱の存在に、直ぐに気付ける筈だ

体毛の合間に垣間見える、綺麗な桃色の陰茎
其の小さな体躯では、流石に受け止め切れぬやも知れぬ、獣の威容
其れが、秘裂へと押し付けられ。)

『―――――姿を戻せ。 ……壊れない様に。』

ハク > 「ううむ、それは、すごいにござるな……」

素直に、獣の学習力に感心する。
普通に考えて全く異種族の言語を学ぶなど、自分には考える事ができなかった。
例えていうなら逆に自分が獣の吠え声で意思疎通するようなものだろう。
かるく首を振り、驚きの感情を素直に表していて。

「むむ、それは、どういう……ん、んんっっ」

自分の状況について説明したあとの回答については、イマイチ要領を得る事ができなかった。
だから、もう少し簡便な意味で説明してもらおうと思い……
そこで、獣に押さえつけられ股間にあてられる熱に気づく。
そうなれば流石に意味を理解して、少し照れるようにしながら軽く足を開いて受け入れる体勢をとり――

「いや、その、それがし、この姿こそが普通の姿でござるのだが」

元の姿にもどれ、という言葉に対して指摘しながらも、素直に内気功を使い大人の姿に変化する。
胸も大きく育ち、腰はくびれて髪の毛と尾の毛量が増える。
本来は戦闘のための変化の術を、膣口に既に入り込んできている獣のペニスを受け入れるためだけに使うのだった。

虹色の獣 > (――最初に遭遇した時、大人の姿で在った時点で
獣にとっては、寧ろ其の姿の方が普通で在ったのだろう
加えて、恐らくは純粋に獣として、より交尾に適した姿で在るが故に

或いは――どちらがより、この個体にとって自然な姿
この個体の、本来在るべき本質なのかを、示して居るのやも知れず

いずれにせよ、脚を開く雌が陰茎を受け入れる姿勢を取るなら
身体に巻き付いた尻尾が、其の身体を陰茎へと向けて、ゆっくりと引き寄せて行き。)

『―――毒は、要るか。』

(――ずるり、陰茎の先端を雌の中へと押し込んで行く。
押し込みながら問うのでは、余り意味は無いのやも知れぬが
媚毒を其の身に撃ち込み、快楽に窶す事も出来る、と
其れでも恐らくは、答えが返るよりも前に熱塊が、雌の子宮を深く押し上げ
躊躇無く其の胎を、無防備に強く、抉る事と為る
子宮孔ごと、押し上げる其の形を下胎へと浮き上がらせれば
其の身に襲い来るのは、苦痛か、其れとも)。