2020/09/18 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは九頭龍山脈にある、無名遺跡の一つ。
そんな遺跡の中、遺跡中に感じられそうな、轟音と振動が響き渡った。

その場所は、それなりに奥へと入り込んだ場所。
そこに佇むのは、一人の少女。
後は、離れた壁にめり込んだ、ここを守っていたのだろう、ゴーレムらしきものだった。
もっとも、体中がひび割れたり欠けたり、失ったところもあるみたいだが。

「………やれやれ、なかなかに出口が見えんのぅ。
転移だけとは言え、封じられてしまっておるのは、ちと厄介じゃな」

はふん、溜息を一つ。
つまらなさそうに、その壊れた守護者を見詰めていた。
そう、気が付けば、この遺跡に居た。
とは言え、己の足で来た訳ではない。
式の一人に、強制転送されたのだ。

タマモ > 普段は、奥を目指し、適当に突き進む。
だが、今回は己の意思で来た訳ではない。
いつもと違う、逆に出口を目指している訳なのだが。

まぁ、先の言葉の通りだ。
そもそも、道を覚える気も無い少女は、迷っていた。
一応、手元にあった紙に筆でマッピングはしてみていたのだが、どこをどう見ても、明らかに色々とおかしい。
道の形とか、部屋の位置とか。
と言う訳で、適当に突き進む事となっている。
うん、迷うのは当然な気がしないでもない。

そんな状態なのだ、目の前に現れる相手に対し、容赦はない。
今のゴーレムで、こうして吹っ飛ばした相手は何体目だっただろうか?
そんな事を、頭の片隅で考えながら、再び歩みを再開する少女であった。

タマモ > この少女に限って、結局は出れなかった、と言う事はない。
しかし、すぐに出れるとも限らない。
その結末が、どうなったのか…それは、少女のみぞ知る。

ご案内:「無名遺跡」からタマモさんが去りました。