2020/07/05 のログ
ご案内:「無名遺跡」にナーディルさんが現れました。
■ナーディル > (昼間の熱気から逃れるように遺跡へと足を運び、洞窟のようになっている場所へと突き進んで行く。奥に進むにつれ、ヒンヤリとした空気が満ち、滲みかけていた汗がスッと引いていくのを感じる。ピチョン、と水音が木霊するのを聞き、どこかに地底湖でもあるのかと水気を含んだ空気に鼻をスンと鳴らす。出来れば地底湖になどはまりたくはないなと、肌寒さを覚える程に冷えてきた洞窟内で周囲を窺いつつ進む。)
■ナーディル > (所々、苔でも生えているのか、足場が滑りやすくなっている場所があり、高所での活動は装備がそれなりに必要かと、下見をしながら糧になる遺物なり、賞金を稼げそうな物がないか、入り組んだダンジョンそのものな遺跡の洞窟内を、お宝探しで好奇心満載の様子で嬉々として岩場を飛び越えていく。途中、人骨らしきものが転がっているのを見れば、そう簡単に盗らせてはくれないかと吐息を漏らしてみるものの『やっぱ、そうでなくちゃ』と面白がる前向きさで、頬に感じる微かな風や匂いを追って進み、貴重な薬にもなる自生している草を毟ったりして、どういったものが存在しているかを記憶していく。)
■ナーディル > (頻繁に人の出入りがあるようで、幾つもの匂いが残されており、人間、動物、何か分からないモノの匂いを空気中から嗅ぎ取る。耳を澄ませば、此処に住み着いているであろう『何か』の息遣いまでもが、暗闇の奥から伝わってきて、それぞれの気配で魔物らしき存在の力量を息をひそめながら探ってみた。)
■ナーディル > (苔で岩場の表面がヌルつく足場に苦労しながら進んでいたが、フフンとドヤ顔で) 「俺のバランス感覚を舐めるなよ。こんなヌルつく岩場くらい、お……おぉぉッ!?」 (お手のもの、なんて言いかけたとき、岩の側壁から蝙蝠が飛び出して来て、盛大に驚いたらバランスを崩してヌルつく岩場の上をシャカシャカと足掻いていたが、結局は滑って地底湖にドボーンと落ち、ゴボゴボと沈んでから自然と浮力で浮き始めるのを待って、湖面へと浮き上がってくる。) 「ぶはッ! くっそ、水泳しに来たんじゃね、っつの……」 (地底湖に落ちたことで体に変化が起き、声も体も女性のものへと変貌しており) 「あ────、ンなくっそ寒いとこで、どうすんだよ……」 (びしょ濡れになって岩場に上がり、服の裾を絞ってブツブツと文句を垂れる。)
■ナーディル > (こうなってしまっては、更なる奥地への探検などやってられないとばかりに、濡れて張り付く衣服を全部脱ぎ、しっかりと絞ってパンパンと皺を叩いて伸ばしながら乾いている岩場の表面に広げて、少しでも乾くようにと試みる。靴も脱いで出来るだけ水分を絞り) 「いっそのこと、水着で来るほうがマシだな、こりゃ」 (濡れる前提の格好なら、何も気にしないで済む。冷気で身震いし、ハックション!と派手にクシャミを出しつつ、下着も絞って広げ、濡れた髪も手で絞ってから無造作に散らして自然乾燥に任せる。) 「地理を叩き込むので数日はかかるって感じか。手ェ抜いて、その辺に転がる骨にはなりたくねぇもんなぁ」 (確か、振り回せば早く乾くとか聞いたことがあり、パンツを指に引っ掛けて、ブンブン回す。) 「イェーイ、ばあちゃんの知恵、炸裂ゥ!」
■ナーディル > 「あ、外のほうが暑いんだった」 (はたと気づき、濡れた衣服と靴を持って遺跡の洞窟から出ていき、天日干し最高とばかりに日光浴して乾かせば、衣服などを身に付けてから昼飯を求めて街のほうへと戻っていった。)
ご案内:「無名遺跡」からナーディルさんが去りました。